みなさんこんにちは。
今回は、アカハラダカの生態についてまとめていきたいと思います。
アカハラダカはタカ目タカ科オオタカ属の鳥です。
胸からお腹にかけて赤っぽく見える事が名前の由来です。
今回は、アカハラダカについてのポイント、
以上6個の点についてお伝えします。
まずは、アカハラダカの写真(画像)をお見せします!
目次
アカハラダカの画像(写真)!特徴は?渡り鳥なの?渡りルートは?
引用:Instagram irono_tom様
こちらがアカハラダカです!
アカハラダカは全長約30cmの小型のタカです。
オスとメスの体色はほぼ同じで、体の上面は灰色、下面は白色、胸は淡い赤色をしています。
オスの虹彩は暗赤色、メスの虹彩は黄色です。
飛翔時の翼は細長く、先端は黒色で尖って見え、翼の下面は白いです。
アカハラダは渡り鳥で、秋には大きな群れを作って越冬の為に、北から南に渡っていき、春には北上していきます。
秋の渡りは 9月上旬頃〜11月上旬頃までで、朝鮮半島から渡ってきた群れが九州西部などを通って、タイやフィリピンに南下していきます。
春は3月上旬頃〜5月下旬頃にかけて北上していきますが、春は主に中国大陸の東岸を北上していくとみられる為、秋と比べると日本で見られる群れは小さいです。
次に、アカハラダカの生息地(分布)をお伝えします!
アカハラダカの生息地(分布)はどこなの?佐世保や対馬や烏帽子岳にいるの?
アカハラダカは中国東北部から朝鮮半島にかけての地域と中国南西部で繁殖し、冬季には東南アジアへ渡り越冬します。
日本では旅鳥で、春と秋の渡りの時期に全国で局所的に見られますが、九州から南西諸島で特に多く見られます。
対馬では9月中旬〜下旬にかけて、朝鮮半島から飛来して南下していくアカハラダカの群れを見る事ができます。
佐世保市の烏帽子岳は、9月上旬〜中旬に渡って来るアカハラダカを観察できる場所として全国的に有名です。
9月中旬の渡りピーク時には、1日5000羽以上のアカハラダカが渡る姿を見る事もできます。
なんと2020年9月に飛来した総個体数は18342羽だったそうです!
次は、アカハラダカの寿命をお伝えします!
アカハラダカの寿命はどれぐらい?繁殖期はいつなの?
アカハラダカの寿命ははっきりと分かっていませんが、タカ類の鳥には30年以上生きる個体がいる事からも、アカハラダカも比較的長寿な鳥だと思われます。
アカハラダカの繁殖期は6月頃~8月頃で、クヌギやコナラ、クリなどの木の上に枯れ枝などを使って、皿状の巣を作ります。
基本的に繁殖は一夫一妻で、一度に2〜5個の卵を産み、オスとメスが交代で抱卵します。
抱卵から20日程度で孵化し、オスとメスが共同で給餌して子育てをします。
それでは次に、アカハラダカの雛(幼鳥)の特徴をお伝えします!
アカハラダカの雛(幼鳥)の特徴は?
アカハラダカの雛は、孵化直後は白い幼綿羽で全身が覆われていて、孵化から20日ほどで巣立ちます。
幼鳥は、頭部や体の上面が暗褐色で、胸には縦斑、脇からお腹にかけては横縞があり、虹彩が淡い黄色をしているのが特徴です。
次は、アカハラダカの鳴き声(さえずり)の特徴をお伝えします!
アカハラダカの鳴き声(さえずり)の特徴は?
アカハラダカは「キィーキィー」「キッキッ」などと高めの声で鳴きます。
アカハラダカは基本的に鳴く事が少なく、渡りの途中などに鳴くことはほぼ無いですが、警戒している時や繁殖期には鋭い声で鳴きます。
それでは最後に、アカハラダカは何を餌にしているのかをお伝えします!
アカハラダカは何を餌にしているの?
アカハラダカは動物食で、昆虫類、カエルなどの両生類やトカゲなどの爬虫類、モグラやネズミなどの小型哺乳類、魚類や鳥類などを捕食します。
低空飛行しながら獲物を掴み上げたり、木の上から急降下しながら掴み上げて捕獲します。
日本では、トンボを採食しながら渡っていく姿が見られる事も多い様です。
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
アカハラダカのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは6個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①アカハラダカの画像(写真)!特徴は?渡り鳥なの?渡りルートは?
・アカハラダカは全長約30cmの小型のタカ
・オスとメスの体色はほぼ同じで、体の上面は灰色、下面は白色、胸は淡い赤色をしている
・オスの虹彩は暗赤色、メスの虹彩は黄色
・飛翔時の翼は細長く、先端は黒色で尖って見え、翼の下面は白い
・アカハラダは渡り鳥で、秋には大きな群れを作って越冬の為に、北から南に渡っていき、春には北上していく
・秋の渡りは 9月上旬頃〜11月上旬頃までで、朝鮮半島から渡ってきた群れが九州西部などを通って、タイやフィリピンに南下していく
・春は3月上旬頃〜5月下旬頃にかけて北上していくが、春は主に中国大陸の東岸を北上していくとみられる為、秋と比べると日本で見られる群れは小さい
②アカハラダカの生息地(分布)はどこなの?佐世保や対馬や烏帽子岳にいるの?
・アカハラダカは中国東北部から朝鮮半島にかけての地域と中国南西部で繁殖し、冬季には東南アジアへ渡り越冬する
・日本では旅鳥で、春と秋の渡りの時期に全国で局所的に見られるが、九州から南西諸島で特に多く見られる
・対馬では9月中旬〜下旬にかけて、朝鮮半島から飛来して南下していくアカハラダカの群れを見る事ができる
・佐世保市の烏帽子岳は、9月上旬〜中旬に渡って来るアカハラダカを観察できる場所として全国的に有名
③アカハラダカの寿命はどれぐらい?繁殖期はいつなの?
・アカハラダカの寿命ははっきりと分かっていないが、タカ類の鳥には30年以上生きる個体がいる事からも、アカハラダカも比較的長寿な鳥だと思われる
・アカハラダカの繁殖期は6月頃~8月頃で、クヌギやコナラ、クリなどの木の上に枯れ枝などを使って、皿状の巣を作る
・基本的に繁殖は一夫一妻で、一度に2〜5個の卵を産み、オスとメスが交代で抱卵する
④アカハラダカの雛(幼鳥)の特徴は?
・アカハラダカの雛は、孵化直後は白い幼綿羽で全身が覆われていて、孵化から20日ほどで巣立つ
・幼鳥は、頭部や体の上面が暗褐色で、胸には縦斑、脇からお腹にかけては横縞があり、虹彩が淡い黄色をしているのが特徴
⑤アカハラダカの鳴き声(さえずり)の特徴は?
・アカハラダカは「キィーキィー」「キッキッ」などと高めの声で鳴く
・アカハラダカは基本的に鳴く事が少なく、渡りの途中などに鳴くことはほぼ無いが、警戒している時や繁殖期には鋭い声で鳴く
⑥アカハラダカは何を餌にしているの?
・アカハラダカは動物食で、昆虫類、カエルなどの両生類やトカゲなどの爬虫類、モグラやネズミなどの小型哺乳類、魚類や鳥類などを捕食する
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
アイキャッチ画像はInstagram 0712.ab様より引用
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