みなさんこんにちは。
本日は、ヤツガシラの生態についてまとめていきたいと思います。
ヤツガシラはサイチョウ目ヤツガシラ科の鳥です。
-
漢字では「戴勝」や「八頭」などと書きます。
ヤツガシラはイスラエルの国鳥としても知られています。
今回は、ヤツガシラについてのポイント、
以上7個の点についてお伝えします。
それでは、ヤツガシラの写真(画像)を見ていきましょう!
目次
ヤツガシラの画像(写真)!特徴は?汚くて不潔なの?

こちらがヤツガシラです!
学名は「Upupa epops」で、英名は「Eurasian Hoopoe」です。
頭にある冠羽が8つに分かれている様に見えた事が名前の由来になっています。
ヤツガシラは全長およそ28cmで、橙褐色で先が黒くて長い冠羽が特徴的です。
興奮している時や威嚇時には、冠羽が扇の様に開きます。
頭や胸、背中が橙褐色で、脇には黒い縦班、翼と尾羽には白と黒の横縞模様があります。
細長いクチバシは黒色で、下に向かって湾曲しています。
ヤツガシラの体色や見た目は一見派手に見えますが、遠くから見れば風景と同化できる効果があるといわれています。
ヤツガシラはクチバシを糞の山などの汚い場所に突っ込んだり、巣の中の排泄物をそのままにしたりするので、不潔な事は確かです。
ヤツガシラの巣の中はとても不快な匂いがするといわれています。
ユダヤ教ではヤツガシラは不浄な鳥として扱われています。
それでは次に、ヤツガシラの生息地(分布)はどこなのかをお伝えします!
ヤツガシラの生息地(分布)はどこなの?どの季節で見ることができる?
ヤツガシラはヨーロッパ中部から南部、中国、南アジアから東南アジア、アフリカなどに分布しています。
北部の個体は冬は南下して越冬します。
乾燥した平地や山地の農地や林などに生息しています
日本では稀な旅鳥または冬鳥として、各地で不定期的に見られます。
広島県、長野県、秋田県では繁殖の記録があります。
それでは、ヤツガシラの寿命はどれぐらいなのかについてお伝えします!
ヤツガシラの寿命はどれぐらい?繁殖期はいつなの?
ヤツガシラの寿命は約10年といわれています。
ヤツガシラの繁殖期は4月〜8月で、年に1〜2回繁殖します。
基本的には木の空洞や民家の屋根裏などに営巣しますが、ムクドリが使わなくなった巣や巣箱を使う事があります。
5個〜8個の卵を産卵し、20日ほどの抱卵で孵化します。
孵化しても、成長になるまで無事に育つのは2羽ほどだといわれています。
次に、ヤツガシラの雛(幼鳥)の特徴についてお伝えします。
ヤツガシラの雛(幼鳥)の特徴は?
ヤツガシラの雛は孵化直後は裸体に、白くて長い初毛が生えています。
クチバシは青っぽい灰色でまっすぐで、口の中は赤色です。
ヤツガシラの雛は孵化後1ヶ月程度で巣立ち、1年で成熟します。
次に、ヤツガシラの鳴き声(さえずり)の特徴についてお伝えします。
ヤツガシラの鳴き声(さえずり)の特徴は?
ヤツガシラは「ポポ、ポポ」と地上や木の上で鳴きます。
「ポン ポン ポン」とツツドリに似た鳴き声で鳴くこともありますが、ツツドリよりも低い声でお辞儀をしながら喉を膨らまして鳴きます。
また、「クー、クー、クー」などと歩きながら鳴いたり、警戒時に「ニャー」と鳴く事があります。
次は、ヤツガシラは何を餌にしているのかについてお伝えします。
ヤツガシラは何を餌にしているの?
ヤツガシラは主に動物食で、甲虫の幼虫やミミズ、ケラ、昆虫類を捕食します。
他の動物の糞の中からゴミムシやコガネムシなどをとって食べることもあります。
地表を歩きながらクチバシを差しながら餌を探します。
ヤツガシラのクチバシは細長くて湾曲しているので、地面や糞にクチバシを差して採食するのに向いています。
最後に、ヤツガシラのオスとメスの違いをお伝えします!
ヤツガシラのオスとメスの違いは?
ヤツガシラのオスはメスよりも上半身の赤色が濃く、背中の白い部分が明瞭です。
メスの喉はオスの喉よりも赤色が濃いです。
オスとメスで大きな差はない為、識別は簡単ではないかもしれません。
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
ヤツガシラのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは7個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①ヤツガシラの画像(写真)!特徴は?汚くて不潔なの?
・頭にある冠羽が8つに分かれている様に見えた事が名前の由来になっている
・ヤツガシラは全長およそ28cmで、橙褐色で先が黒くて長い冠羽が特徴的
・頭や胸、背中が橙褐色で、脇には黒い縦班、翼と尾羽には白と黒の横縞模様がある
・細長いクチバシは黒色で、下に向かって湾曲している
・ヤツガシラはクチバシを糞の山などの汚い場所に突っ込んだり、巣の中の排泄物をそのままにしたりするので、不潔な事は確か
・ユダヤ教ではヤツガシラは不浄な鳥として扱われている
②ヤツガシラの生息地(分布)はどこなの?どの季節で見ることができる?
・ヤツガシラはヨーロッパ中部から南部、中国、南アジアから東南アジア、アフリカなどに分布していて、北部の個体は冬は南下して越冬する
・乾燥した平地や山地の農地や林などに生息している
・日本では稀な旅鳥または冬鳥として、各地で不定期的に見られる
・広島県、長野県、秋田県では繁殖の記録がある
③ヤツガシラの寿命はどれぐらい?繁殖期はいつなの?
・ヤツガシラの寿命は約10年といわれている
・ヤツガシラの繁殖期は4月〜8月で、年に1〜2回繁殖する
④ヤツガシラの雛(幼鳥)の特徴は?
・ヤツガシラの雛は孵化直後は裸体に、白くて長い初毛が生えている
・クチバシは青っぽい灰色でまっすぐで、口の中は赤色
・ヤツガシラの雛は孵化後1ヶ月程度で巣立ち、1年で成熟する
⑤ヤツガシラの鳴き声(さえずり)の特徴は?
・ヤツガシラは「ポポ、ポポ」と地上や木の上で鳴く
・「ポン ポン ポン」とツツドリに似た鳴き声で鳴くこともあるが、ツツドリよりも低い声でお辞儀をしながら喉を膨らまして鳴く
・「クー、クー、クー」などと歩きながら鳴いたり、警戒時に「ニャー」と鳴く事がある
⑥ヤツガシラは何を餌にしているの?
・ヤツガシラは主に動物食で、甲虫の幼虫やミミズ、ケラ、昆虫類を捕食する
・他の動物の糞の中からゴミムシやコガネムシなどをとって食べることもある
・ヤツガシラのクチバシは細長くて湾曲しているので、地面や糞にクチバシを差して採食するのに向いている
⑦ヤツガシラのオスとメスの違いは?
・ヤツガシラのオスはメスよりも上半身の赤色が濃く、背中の白い部分が明瞭
・メスの喉はオスの喉よりも赤色が濃い
・オスとメスで大きな差はない為、識別は簡単ではない
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
コメントを残す