みなさんこんにちは。
本日は、コサメビタキの生態についてまとめていきたいと思います。
コサメビタキはスズメ目ヒタキ科サメビタキ属の鳥です。
今回は、コサメビタキについてのポイント、
以上8個の点についてお伝えします。
それでは、コサメビタキの写真(画像)を見ていきましょう!
目次
- 1 コサメビタキの画像(写真)!巣や卵の特徴は?天敵はだれ?英語や漢字でなんていうの?名前の由来はなに?
- 2 コサメビタキの生息地(分布)はどこなの?北海道にいるの?渡り鳥なの?どの季節で見ることができる?
- 3 コサメビタキの寿命はどれぐらい?繁殖地や繁殖期はいつなの?
- 4 コサメビタキの雛(幼鳥)の特徴は?体長や体重はどれくらいまで成長するの?
- 5 コサメビタキの鳴き声(さえずりや地鳴きとも)の特徴は?
- 6 コサメビタキの飼育方法は?何を餌にしているの?
- 7 コサメビタキのオスとメスの違いは?
- 8 コサメビタキに似た鳥はだれがいる?サメビタキやエゾビタキの違いはなに?見分け方(識別方法)は?
- 9 コサメビタキのまとめ!
コサメビタキの画像(写真)!巣や卵の特徴は?天敵はだれ?英語や漢字でなんていうの?名前の由来はなに?
こちらがコサメビタキです!
漢字では「小鮫鶲」と書きます。
学名は「Muscicapa dauurica」で英名は「Asian Brown Flycatcher」です。
羽色がサメに似て灰色の「サメビタキ」という鳥よりも体が小さい事が名前の由来となっています。
コサメビタキの全長は約13cmで、体の上面が灰色がかった褐色、体の下面は白色、体の側面は淡い褐色です。
不明瞭な白いアイリングがあり、クチバシは黒くて長めです。
天敵はアオダイショウなどのヘビ類やカラス、猛禽類の鳥などです。
コサメビタキは葉が落ちた高い木の上に、オスとメスが共同で皿型の巣を作ります。
巣材にはコケやクモの糸、樹皮などを使用し、巣内に草の根や羽毛を敷き詰めます。
コサメビタキの卵は青っぽい灰色や、茶色っぽい灰色のものが多く、基本的に模様はありません。
それでは次に、コサメビタキの生息地(分布)はどこなのかをお伝えします!
コサメビタキの生息地(分布)はどこなの?北海道にいるの?渡り鳥なの?どの季節で見ることができる?
コサメビタキは夏に朝鮮半島や中国、ヒマラヤ山脈、シベリアなどで繁殖し、冬は中国南部や東南アジアなどで越冬する渡り鳥です。
平地や山地の広葉樹林等に単独またはつがいで生息しています。
日本には4月頃に夏鳥として飛来し、全国的に繁殖します。
北海道でも夏鳥として全域で繁殖しています。
次は、コサメビタキの寿命についてお伝えします。
コサメビタキの寿命はどれぐらい?繁殖地や繁殖期はいつなの?
コサメビタキの寿命は1年〜2年程度で、長くても5年程度といわれています。
コサメビタキは日本では5月〜6月に、標高1,800m以下の広葉樹林で繁殖します。
一度の産卵で3個〜5個の卵を産み、2週間ほどメスが抱卵して孵化します。
抱卵中はオスがメスに餌を届け、孵化後はオスとメスで雛に給餌します。
次に、コサメビタキの雛(幼鳥)の特徴についてお伝えします。
コサメビタキの雛(幼鳥)の特徴は?体長や体重はどれくらいまで成長するの?
コサメビタキの雛は孵化直後、裸体に白い初毛が生えていて口の中は黄色です。
幼鳥の体の上面や翼には白斑が目立ちます。
雛は孵化してから12-14日で巣立ち、最大で全長13cmほど、体重は10~16gほどまで成長します。
幼鳥は第2年秋の換羽で成鳥の冬羽になります。
次に、コサメビタキの鳴き声(さえずりや地鳴きとも)の特徴についてお伝えします。
コサメビタキの鳴き声(さえずりや地鳴きとも)の特徴は?
コサメビタキは「クチョクチョ、チチ、チチ」や「ピィピィ、ピチピチ」と小声で可愛らしくさえずります。
警戒している時は「チッチッ」と鋭く鳴きます。
ホトトギスなどの他の鳥類の鳴き声を真似することもあります。
コサメビタキは繁殖期以外はほとんど鳴きません。
それでは、コサメビタキの飼育方法についてお伝えします!
コサメビタキの飼育方法は?何を餌にしているの?
コサメビタキは野鳥なので鳥獣保護法で守られていて、飼育する事はできません。
コサメビタキは動物食で、主に昆虫類を捕食します。
飛翔している蝶や蛾を、枝から飛んでフライングキャッチします。
青虫やコガネムシ、ゴミムシも稀に捕食する様です。
それでは次に、コサメビタキのオスとメスの違いをお伝えします!
コサメビタキのオスとメスの違いは?
コサメビタキのオスは体の下面が白色ですが、メスは基本的に体の下面が灰色っぽいです。
また、メスは胸や脇の褐色を帯びた灰色の部分が濃く、範囲が広いです。
個体差もあり、基本的には識別は難しいです。
最後に、コサメビタキに似た鳥についてお伝えします!
コサメビタキに似た鳥はだれがいる?サメビタキやエゾビタキの違いはなに?見分け方(識別方法)は?
コサメビタキ・サメビタキ ・エゾビタキは似ていますが、いくつか識別ポイントがあります。
コサメビタキよりサメビタキの方が胸の色が濃く、縦班が目立っています。
コサメビタキよりもサメビタキの方が標高の高い山に生息しています。
サメビタキの下尾筒には灰褐色の軸斑があります。
コサメビタキの白いアイリングは太くて明瞭ですが、エゾビタキのアイリングは細めで不明瞭です。
コサメビタキのクチバシは幅が広いですが、エゾビタキのクチバシの形状は二等辺三角形です。
コサメビタキのお腹は白くて模様はありませんが、エゾビタキのお腹には縞模様があります。
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
コサメビタキのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは8個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①コサメビタキの画像(写真)!巣や卵の特徴は?天敵はだれ?英語や漢字でなんていうの?名前の由来はなに?
・漢字では「小鮫鶲」と書き、学名は「Muscicapa dauurica」で英名は「Asian Brown Flycatcher」
・羽色がサメに似て灰色の「サメビタキ」という鳥よりも体が小さい事が名前の由来
・コサメビタキの全長は約13cmで、体の上面が灰色がかった褐色、体の下面は白色、体の側面は淡い褐色
・不明瞭な白いアイリングがあり、クチバシは黒くて長め
・天敵はアオダイショウなどのヘビ類やカラス、猛禽類の鳥など
・コサメビタキは葉が落ちた高い木の上に、オスとメスが共同で皿型の巣を作る
・巣材にはコケやクモの糸、樹皮などを使用し、巣内に草の根や羽毛を敷き詰める
・コサメビタキの卵は青っぽい灰色や、茶色っぽい灰色のものが多く、基本的に模様はない
②コサメビタキの生息地(分布)はどこなの?北海道にいるの?渡り鳥なの?どの季節で見ることができる?
・コサメビタキは夏に朝鮮半島や中国、ヒマラヤ山脈、シベリアなどで繁殖し、冬は中国南部や東南アジアなどで越冬する渡り鳥
・平地や山地の広葉樹林等に単独またはつがいで生息している
・日本には4月頃に夏鳥として飛来し、全国的に繁殖する
・北海道でも夏鳥として全域で繁殖している
③コサメビタキの寿命はどれぐらい?繁殖地や繁殖期はいつなの?
・コサメビタキの寿命は1年〜2年程度で、長くても5年程度といわれている
・コサメビタキは日本では5月〜6月に、標高1,800m以下の広葉樹林で繁殖する
④コサメビタキの雛(幼鳥)の特徴は?体長や体重はどれくらいまで成長するの?
・コサメビタキの雛は孵化直後、裸体に白い初毛が生えていて口の中は黄色
・幼鳥の体の上面や翼には白斑が目立つ
・雛は孵化してから12-14日で巣立ち、最大で全長13cmほど、体重は10~16gほどまで成長する
・幼鳥は第2年秋の換羽で成鳥の冬羽になる
⑤コサメビタキの鳴き声(さえずりや地鳴きとも)の特徴は?
・コサメビタキは「クチョクチョ、チチ、チチ」や「ピィピィ、ピチピチ」と小声で可愛らしくさえずる
・警戒している時は「チッチッ」と鋭く鳴く
・ホトトギスなどの他の鳥類の鳴き声を真似することもある
・繁殖期以外はほとんど鳴かない
⑥コサメビタキの飼育方法は?何を餌にしているの?
・コサメビタキは野鳥なので鳥獣保護法で守られていて、飼育する事はできない
・コサメビタキは動物食で、主に昆虫類を捕食する
・飛翔している蝶や蛾を、枝から飛んでフライングキャッチする
・青虫やコガネムシ、ゴミムシも稀に捕食する
⑦コサメビタキのオスとメスの違いは?
・コサメビタキのオスは体の下面が白色だが、メスは基本的に体の下面が灰色っぽい
・メスは胸や脇の褐色を帯びた灰色の部分が濃く、範囲が広い
・個体差もあり、基本的には識別は難しい
⑧コサメビタキに似た鳥はだれがいる?サメビタキやエゾビタキの違いはなに?見分け方(識別方法)は?
・コサメビタキよりサメビタキの方が胸の色が濃く、縦班が目立つ
・コサメビタキよりもサメビタキの方が標高の高い山に生息している
・サメビタキの下尾筒には灰褐色の軸斑がある
・コサメビタキの白いアイリングは太くて明瞭だが、エゾビタキのアイリングは細めで不明瞭
・コサメビタキのクチバシは幅が広いが、エゾビタキのクチバシの形状は二等辺三角形
・コサメビタキのお腹は白くて模様はないが、エゾビタキのお腹には縞模様がある
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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