みなさんこんにちは。
今回は、イソヒヨドリについてまとめていきたいと思います。
皆さんは「イソヒヨドリ」という鳥をご存知でしょうか?
中々聞いたことない人が多い鳥だと思います。
ただ、最近は結構見る機会が多い鳥になりつつあります。
普段の通勤通学の際にイソヒヨドリを見かけて「あの鳥がネットでみた鳥か!」となれば視野が広がって面白いですよね!
生態やオス、メスの色、鳴き声等も知っておくとその引き出しにも一入(ひとしお)です!
今回はイソヒヨドリについてのポイント、
以上7点についてお伝えします!
まずは、イソヒヨドリの画像からお見せします!
目次
イソヒヨドリの画像は?
上記の写真がイソヒヨドリです。
鮮やかな色をしていますよね!
ちなみに、こちらはオスの画像です。
オス、メスの特徴については後の項目にて詳しく説明しますね!
ヒヨドリと名前に入っていますが分類的にイソヒヨドリは、スズメ目ツグミ科の鳥です。
ツグミ科なのになんでヒヨドリという名前なの?と思うかもしれませんが、その理由についても後の項目で触れていきます。
イソヒヨドリを目で見るより、イソヒヨドリの鳴き声で判断する人も多いのではないでしょうか?
次は、イソヒヨドリの鳴き声の特徴についてお伝えしますね!
イソヒヨドリの鳴き声(さえずり)の特徴は?
カラスだったら”カァー”、スズメだったら”チュンチュン”という鳴き声ですよね。
しかし、このヒヨドリは非常に複雑に泣きます。
一番分かりやすい音の例えは水笛(みずふえ)でしょう。
水笛とは、あの”ピーヒョロロ”という音のことです。
一瞬だけ吹く”ピィッ”の音を色々なパターンに組み替えながら鳴きます。
歩いていて水笛で会話しているような鳴き声がしたらイソヒヨドリでしょう。
この水笛会話の音は「さえずり」ともいいます。
ちなみに、鳥には「さえずり」と「地鳴き」があります。
さえずりは繁殖期中の雄しか本来発さない声なのです。
しかし、イソヒヨドリは少し特殊でメスもさえずります。
鳴き方が一緒では中々鳴き声での判別は難しそうですね…
鳴き声での見分けは難しいですが、オスとメスで色はかなり違うんですよ!
次は、オスとメスの特徴をそれぞれお伝えしますね!
イソヒヨドリのオスの特徴は?
オス、メスの色の違いは分かりやすく違ってます。
オスは頭から喉、背中にかけて暗めの青色です。
胸部、腹部は共に茶褐色です。
羽は黒色で三色にはっきり分かれています。
この特徴から分かる通り上記に上がっている写真はオスのイソヒヨドリということになりますね!
イソヒヨドリのオスは、結構きれいな色していますよね。
しかし、イソヒヨドリのオスの色は秋っぽい色をしていますがこの色になるのは繁殖期は春だけです。
この色になるのは最初からこうなるのではなく、繁殖期が近づくに連れて下腹部から茶褐色になっていきます。
クジャクなんかもそうですがやっぱりオスは鮮やかでより目立つ色がもてるんですね!
次はイソヒヨドリのメスの色も見てみましょう!!
イソヒヨドリのメスの特徴は?
こちらがイソヒヨドリのメスです。
オスと比べるとかなり地味ですね…
全体的に青みがかった茶褐色という感じですね。
胸、腹部にかけて鱗のような模様があるのが最大の特徴です。
産卵は5月初旬で枯草を集めた巣に5、6個の卵を産みます。
雛は濃い鼠色で巣立ちまでの約2週間の間、夫婦で交互に餌を運び込みます。
若い間はオスもメスと似た色をしていますがこのメスの色は雛の頃からの影響なんですね!
ここまでで大まかにイソヒヨドリがどんな鳥かはわかっていただけたと思うのですが、メスはともかく、オスも結構目立つ色しているのにあんまり見た覚えがないですよね。。。
実際、イソヒヨドリはどのあたりに分布する鳥なのかを次は見てみましょう!!
イソヒヨドリの分布(生息地)は?沖縄との関係は?
イソヒヨドリは、かなり広域に生息しています。
アフリカ、ユーラシア、インドネシア、ニューギニアと世界を股にかける鳥です。
また単純に色んなところで生きているというわけでもなく所々で様々です。
海岸沿いの崖の上で生息したり、都市部で生息したり、夏の間は北海道等の寒いところで生息することができます。
季節の移り変わりと共に南に移動したりと多種多様に生きています。
しかし北海道を避暑地にしていろことから本州以北のようなあまり寒いところは苦手なようですね。
名前のイソヒヨドリの由来もこの生息地に関連したものになっており、磯部に生息しているヒヨドリに似た鳥というとことで名づけられました。
沖縄との関係という話題をなぜ入れたのかというと実は沖縄にはこのイソヒヨドリの固有名詞が方言であります。
”イシブーサー”という呼び方ですが、琉球語話者がほとんどいない現在では通じる方が稀です…
しかし、だからこそ沖縄に日本語が入る前から存在していたと考えると沖縄では結構馴染みのある鳥なんですね!
中々豆知識も付いてきてイソヒヨドリを見かけたらウンチクを語れるくらいの知識量になってきたのではないでしょうか!
こう細かく知ると自分で飼ってみたくなってきますよね。
でもペットショップで見かけたことはありませんね…イソヒヨドリって飼育できるんでしょうか?
イソヒヨドリは飼育できるの?
気になる本項ですが、結論から言うとイソヒヨドリを飼育することは原則できません!!
”原則”というのはイソヒヨドリは鳥獣保護法によって保護されている鳥の一種です。
飼育せざるを得ない状況となったら特定の機関に許可をもらう必要があります。
よく迷子のひな鳥を救ってあげたというサイトがありますが、基本的には近くに親鳥がおり、巣立ちのための大切な訓練の一環ですのでそっとしておいてあげてください。
ケガをしてやむを得ず保護という場合でもまずは近くの動物病院等に連れて行って診てもらって医師と相談するという方法をとってください。
”飼育せざるを得ない”というのはこういうことで、想定し得るトラブルは大体鳥獣保護法によって対処法が記述されています。
なのでもし保護する機会があったらまずはその時々で対応する機関に相談するようにしてください。
さて、飼育に関する話が出てくると決まってもう一つ気になる項目が出てきますよね?
そう、餌です!
広く分布するイソヒヨドリは前述の通り生息地域の環境も多種多様です。
そんなたくましいイソヒヨドリは何を食べているのか見てみましょう!
イソヒヨドリの餌は何なの?
広く分布するイソヒヨドリはやはりその地域によって食生活もさまざまです。
大雑把にいうと、イソヒヨドリは雑食です!
昆虫類からトカゲ等の小動物、カニ等の甲殻類も食べます。
磯部に住む者はフナ虫とか食べてます。
また、イソヒヨドリの中にはクチバシでくわえて叩きつけて死んだかどうかをつついて確認したりもします。
人間があげたパンを食べたり、釣り餌のミルワームを食べたことからもその雑食性が伺えますね!
可愛い姿ですがあまり食事のシーンは想像したくありませんね…
キレイな見た目からは想像できない、なんでも食べるイソヒヨドリでしたね!
さあ、これで少しイソヒヨドリに似た鳥にも興味がでてくるのではないでしょうか?
そこで次は見た目が似てる鳥を紹介します!
イソヒヨドリに似た鳥はなにがいるの?
イソヒヨドリは磯に住む”ヒヨドリ”と呼ばれる”ツグミ科”の鳥なので大抵のヒヨドリとツグミには似ています。
そもそもヒヨドリとツグミ自体が結構似ています。
しかし、イソヒヨドリは色にそのオリジナリティがあり、一目みてそれと分かる見た目をしています。
では、似てる鳥はいないのか?実は亜種というのがいます。
亜種とは全く別の種類とは分けられないものの相違点がある種類ですね。
亜種を分かりやすく言うと、似てるけど違うってやつです。
それが、アオハライソヒヨドリです。
アフリカ、ユーラシア大陸を生息地としていますが、極稀に迷いどりとして南西諸島に出没します。
特徴はお腹まで青いことです。
もし見かけることがあったらかなりレアですよ!
普段何気なく見る野鳥もこう調べてみると一概に野鳥と決めつけるのももったいない気がしますね!
それではここまで読んだことをおさらいしてみましょう!!
イソヒヨドリのまとめ!
・名前はヒヨドリだけど全く別のスズメ目・ツグミ科の鳥、つまりツグミの仲間!
・水笛で会話するような鳴き声、オスもメスもさえずる珍しい種類!
・オスは背中が青、お腹が茶褐色、羽が黒と鮮やか3色!メスは全身青っぽい茶褐色でお腹に鱗模様!
・アフリカ、ユーラシア、インドネシア、ニューギニアと世界の南半球寄りに生息!
・飼育は考えずに保護したら状況に応じて機関に相談しよう!
・雑食性で昆虫、トカゲなどの小動物、甲殻類、果ては人間のあげた餌まで食べる!
・そっくりの亜種”アオハライソヒヨドリ”は超レア!
いかがでしたでしょうか、日常の何気ないワンシーンに少し知識が入るだけで全く違った景色が広がることがたくさんあります。
これを機に少しでも気になったものを調べて普段のワンシーンがより彩ったものになると幸いです!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
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