みなさんこんにちは。
今回は、サシバについてまとめていきたいと思います。
サシバという鳥を皆さんは知っていますか?
ちょっと変わったこの名前、果たしてどんな鳥なのか気になりますよね!
今回は、サシバについてのポイント、
以上8個の点についてお伝えします。
まずはサシバの画像をお見せします!
目次
サシバの画像!羽根の特徴は?猛禽類で絶滅危惧種なの?
こちらがサシバです!
キリッとした表情が凛々しいですね!
サシバはタカ目タカ科サシバ属の鳥です。
羽根は、頭が灰濁色で上面が茶濁色、下面は白く茶濁色の横斑が見られます。
喉には1本縦斑があり、弓矢の羽根を刺しているように見えるのが特徴的です。
この見た目から「差し羽」と言う名前がついたと言われています。
サシバは体の大きさが41~51センチなのに対し、115センチと大きな羽根をもつ中型猛禽類です。
その大きな翼で長い距離を移動し、現在は代表的な渡り鳥として知られるようになりました!
しかし、近年の様々な開発で田んぼや畑が無くなり食料不足でサシバの数は激減してしまったんです。
そのため残念ながら絶滅危惧種となってしまいました。
次に、サシバの生息地(分布)はどこなのかについてお伝えします。
渡りの時期はいつなのでしょうか。
サシバの生息地(分布)はどこなの?渡りの時期はいつ?宮古島で見ることができるの?
サシバは渡り鳥ですので、暖かい時期は日本や朝鮮半島、ロシア南東部に生息します。
寒くなると中国南部から東南アジア、日本では琉球列島で冬を越すなど季節によって様々です。
国境を超え、はるばる遠くまで移動しながら生活するなんて考えてみたら凄いですね!
日本では毎年9月中旬~10月初旬になると渡りの時期を迎えます。
その後東南アジアへ向かうため少しずつ南下していくようです。
日本へ上陸したサシバが九州を飛び立った後、羽根を休めるために宮古島へ上陸します。
この島には毎年3万羽近くのサシバが訪れるみたいです。
宮古島の民謡にもサシバが登場している事から、古くから多くのサシバが渡っており人々と深い関わり合いがあったのだと考えられます。
現在も、飛び立っていくサシバを一目見ようと沢山の人々が島の「渡りスポット」へ足を運ぶ様子もみられます。
これから始まる壮大な渡りの瞬間に、是非立ち会ってみたいものですよね!
次に、サシバの寿命と繁殖期をお伝えします。
サシバの寿命は?繁殖期はいつなの?
サシバの寿命は6年程と言われています。
空高く飛ぶ姿は力強い印象を受けますが、意外と長い寿命ではないようです。
繁殖期は3月下旬頃から始まり渡去するまで、暖かい季節のうちに水や食料が豊富な里山近くの林などで産卵します。
雛は1カ月くらいで孵化し、36日程で巣立っていくようです。
しかし親鳥が雛を育てられなかったり、天敵に襲われるなどして育つことができなかった雛が沢山いることも確かです。
野生の厳しさがうかがえますね。
次は、サシバの雛(幼鳥)の特徴をお伝えします!
サシバの雛(幼鳥)の特徴は?
サシバの幼鳥は前あごからお腹にかけて縦斑が出ているのが特徴的です。
色は暗濁色で体格がまるまるとしています。
あと、黒目がちの目がクリクリしていて可愛らしいですよ!
雛換羽が終わる頃には、凛々しい姿を見せてくれることでしょう。
それでは次に、サシバの鳴き声(さえずり)の特徴をお伝えします。
サシバの鳴き声(さえずり)の特徴は?
サシバは、オスがメスに対してアピールをする時によく鳴くみたいです。
高音で「ピッウイー」と、ピとイにアクセントのある声で3回繰り返して鳴きます。
警戒中の声も同様ですが一定の間隔をあけるなどして使い分けているようです。
色々なバリエーションを聞いてみたくなりますよね!
次に、サシバは何を餌にしているのかについてお伝えします。
サシバは何を餌にしているの?
サシバは主に昆虫や爬虫類、小型哺乳類などを食べます。
中でもカエルが大好物なんです!
ちょっと意外でしたか?
サシバの紹介も終盤に差し掛かりました!
それでは、サシバのオスとメスの違いをお伝えします。
サシバのオスとメスの違いは?
サシバのオスとメスの違いは眉斑の大きさと色で分かります。
よく見ないと気づかないかもしれません。
少しですがオスに比べてメスの方が眉斑が大きめではっきりしており、お腹の色も明るくなっています。
個体によって色味や斑の大きさも様々なので、ちょっとした違いを見つけるのも楽しそうですね!
次に、サシバと鷹の違いはなにかをお伝えします。
サシバと鷹の違いはなに?
鷹は種類が多く識別が難しいとされています。
大きくて強い猛禽類、中でも大型の鳥といえば鷹ですがサシバは中型になります。
ちょっと小柄なんですね。
それに、鷹は小鳥を襲ったりネズミなどの哺乳類をメインで食べているイメージですが、サシバが食べているのは田畑からとれるカエルやトカゲばかりで、哺乳類を捕食している姿は殆ど見られないと言われています。
サシバは里山付近に生息するため、人の生活圏に深く入り込んでいる身近で貴重な猛禽類なのかもしれません。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
サシバのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは8個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①サシバの画像(写真)!羽根の特徴は?猛禽類で絶滅危惧種なの?
喉の縦斑が弓矢の羽根を刺しているように見えるのが特徴。
中型猛禽類で、絶滅危惧種に指定されています。
②サシバの生息地(分布)はどこなの?渡りの時期はいつ?宮古島で見ることができるの?
日本やロシア南東部、東南アジアなど季節によって移動します。
9月中旬~10月初旬が渡りの時期です。
宮古島で沢山のサシバを見られます。
③サシバの寿命は?繁殖期はいつなの?
寿命は6年くらいです。
繁殖期は3月下旬頃から渡去するまでです。
④サシバの雛(幼鳥)の特徴は?
前あごからお腹にかけて縦斑があります。
⑤サシバの鳴き声(さえずり)の特徴は?
「ピッウイー」とピとイにアクセントをつけ、高音で3回繰り返して鳴きます。
⑥サシバは何を餌にしているの?
昆虫や爬虫類、小型哺乳類などが餌です。
⑦サシバのオスとメスの違いは?
オスよりメスの方が眉斑が大きめではっきりしており、お腹の色も明るくなっています。
⑧サシバと鷹の違いはなに?
サシバの方が体が小さく、哺乳類もあまり食べません。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
コメントを残す