みなさんこんにちは。
今回は、ホトトギスについてまとめていきたいと思います。
ホトトギスはカッコウ目カッコウ科に属する鳥です。
今回は、ホトトギスについてのポイント、
以上8個の点についてお伝えします。
まずはホトトギスの画像をお見せします!
目次
ホトトギスの画像(写真)!羽根や卵や巣の特徴は?英語や漢字(和名)でどう書くの?別名はあるの?
こちらがホトトギスです!
全長28cmほどで、羽を広げた状態では全長46cmになります。
翼と尾羽は黒褐色をしています。
ホトトギスの卵は、大きさ約22×16 mmでチョコレートのような色をしていて、抱卵から約2週間で孵化します。
ウグイスの卵にとても似ています。
ホトトギスは巣を作らず、他の鳥の巣に産卵します。
なんと、ズル賢いですよね!
ホトトギスは英語で「Lesser cuckoo」と訳されます。
漢字では、杜鵑、杜宇、時鳥、子規、田鵑、沓手鳥など、たくさんの表記があります。
和名では「あやなしどり」などと呼ばれる事もあり、その他にアヤメドリ、イモセドリ、ウヅキドリ、ウナイドリ、サナエドリ、シデノタオサ、タチバナドリ、タマムカエドリ、トキツドリ、フジョキ、ユウカゲドリなど、数多くの異名をもちます。
漢字の表記種類も別名もとても多いんです!
次に、ホトトギスの生息地(分布)をお伝えします!
ホトトギスの生息地(分布)はどこなの?渡り鳥なの?どの季節で見ることができるの?夜行性なの?
ホトトギスはアフリカ東部やマダガスカル、インドから中国南部までに分布しています。
日本へは夏鳥として渡って来る渡り鳥ですが、九州と北海道では少なく、林や藪がある場所・草原などに生息しています。
ホトトギスは5月ごろ日本に渡来して秋頃に南へと去っていくので、5月〜9月頃に見ることができます。
夏の訪れを知らせる鳥ともいわれている通り、少し暑くなり始めた頃に見かけるようになるでしょう。
ホトトギスは夜行性ではありませんが、夜中でも飛び回りながら鳴き続ける事が知られています。
オスが縄張りをアピールしたり、メスにアプローチしている為です。
次は、ホトトギスの寿命をお伝えします!
ホトトギスの寿命はどれぐらい?繁殖期はいつなの?托卵させるの?
ホトトギスの平均寿命は1〜2年といわれています。
繁殖期は6〜8月で、ウグイスなどの巣に卵を産んでヒナを育ててもらいます(托卵)。
ホトトギスは自分で抱卵・子育てをしないんです!
ウグイスの他にもミソサザイ、アオジ、クロツグミなどにも托卵します。
托卵によって孵化できる確率は低いので、複数の巣に産卵します。
それでは次に、ホトトギスの幼鳥(雛)の特徴をお伝えします!
ホトトギスの幼鳥(雛)の特徴は?
ホトトギスの幼鳥は頭部上面が黒灰色で、頭部から翼の羽先に白斑があります。
幼鳥の餌は蛾の幼虫やバッタ、イナゴやカエルなど、ウグイスのヒナと同じ物を与えられます。
ウグイスなどの義親に抱卵・子育てをしてもらって、2週間ほどで巣立っていきます。
次は、ホトトギスの鳴き声(さえずりや地鳴りとも)の特徴をお伝えします!
ホトトギスの鳴き声(さえずりや地鳴りとも)の特徴は?うるさいの?昼と夜で違うの?カタカナで表すとホーホケキョ?
「ホーホケキョ」と鳴くのはホトトギスではなくウグイスですね!
ホトトギスのオスは昼夜問わず「キョッキョッ、キョキョキョ」と鳴き続け、メスは「ピピピピ」と鳴きます。
オスは鳴き終わりに「ピピピピ」と鋭い声をつける時もあるようです。
でもウグイスに育てられるので、鳴き声もウグイスになってしまってもおかしくない気がしますね!笑
ウグイスは風情を感じるおしとやかな鳴き声ですが、ホトトギスのせわしない鳴き声はけたたましく聞こえ、うるさく感じる事も多いかもしれません。
ホトトギスの鳴き声は「テッペンカケタカ」などと聞こえるともいわれています。
次に、ホトトギスを飼育することはできるのかをお伝えします!
ホトトギスを飼育することはできるの?何を餌にしているの?
ホトトギスは野鳥なので、鳥獣保護法により飼育する事はできません。
ホトトギスの食性は肉食で、主にケムシを好んで食べるほか、昆虫や蛾の幼虫なども食べます。
次は、ホトトギスのオスとメスの違いをお伝えします!
ホトトギスのオスとメスの違いは?
ホトトギスのオスは4節目にアクセントがある鳴き方で、メスは「ピピピピ」とテンポが速く高い鳴き声で鳴きます。
ホトトギスのオスとメスは同色で、見た目で判別するのは難しいですが、鳴き声で判別できるはずです。
それでは最後に、ホトトギスとウグイスやカッコウとの違いをお伝えします!
ホトトギスとウグイスやカッコウとの違いはなに?
ウグイスはスズメ目ウグイス科の留鳥であり、体長も14〜16cmと、ホトトギスよりひとまわり小さいです。
体の色も、ホトトギスは黒と灰色で全体的に黒っぽいですが、ウグイスは緑褐色をしています。
また、ウグイスの鳴き声は「ホーホケキョ」「ケキョケキョ」などですね。
カッコウの目の周りには黄色いリング模様があり、ホトトギスと比べると全身の色味が薄く、腹の横線が細くて多いです。
カッコウには尾羽に斑点がありますが、ホトトギスの尾羽には班点はほぼありません。
カッコウは「カッコウ、カッコウ」と鳴きます。
ホトトギスは自分で営巣・子育てをしませんが、ウグイスやカッコウは自分で営巣・子育てをしますね。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
ホトトギスのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは8個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①ホトトギスの画像(写真)!羽根や卵や巣の特徴は?英語や漢字(和名)でどう書くの?別名はあるの?
・ホトトギスは羽を広げた状態の全長は46cmで、翼と尾羽は黒褐色をしている
・ホトトギスの卵は、大きさ約22×16 mmでチョコレートのような色をしていて、抱卵から約2週間で孵化する
・ホトトギスは巣を作らず、他の鳥の巣に産卵する
・ホトトギスは英語で「Lesser cuckoo」と訳される
・漢字では、杜鵑、杜宇、時鳥、子規、田鵑、沓手鳥など、たくさんの表記種類がある
・和名では「あやなしどり」などと呼ばれる事もあり、その他にアヤメドリ、イモセドリ、ウヅキドリ、ウナイドリ、サナエドリ、シデノタオサ、タチバナドリ、タマムカエドリ、トキツドリ、フジョキ、ユウカゲドリなど、数多くの異名を持つ
②ホトトギスの生息地(分布)はどこなの?渡り鳥なの?どの季節で見ることができるの?夜行性なの?
・ホトトギスはアフリカ東部やマダガスカル、インドから中国南部までに分布していて、日本へは夏鳥として渡って来る渡り鳥
・九州と北海道では少なく、林や藪がある場所・草原などに生息している
・ホトトギスは5月ごろ日本に渡来して秋頃に南へと去っていくので、5月〜9月頃に見ることができる
・ホトトギスは夜行性でないが、夜中でも飛び回りながら鳴き続ける
③ホトトギスの寿命はどれぐらい?繁殖期はいつなの?托卵させるの?
・ホトトギスの平均寿命は1〜2年といわれている
・繁殖期は6〜8月で、ウグイスなどの巣に卵を産んでヒナを育ててもらう(托卵)
④ホトトギスの幼鳥(雛)の特徴は?
・ホトトギスの幼鳥は頭部上面が黒灰色で、頭部から翼の羽先に白斑がある
・幼鳥の餌は蛾の幼虫やバッタ、イナゴやカエルなど、ウグイスのヒナと同じ物を与えられる
・ウグイスなどの義親に抱卵・子育てをしてもらって、2週間ほどで巣立っていく
⑤ホトトギスの鳴き声(さえずりや地鳴りとも)の特徴は?うるさいの?昼と夜で違うの?カタカナで表すとホーホケキョ?
・ホトトギスのオスは昼夜問わず「キョッキョッ、キョキョキョ」と鳴き続け、メスは「ピピピピ」と鳴く
・ウグイスは風情を感じるおしとやかな鳴き声ですが、ホトトギスのせわしない鳴き声はけたたましく聞こえ、うるさく感じる事も多い
・「ホーホケキョ」と鳴くのはホトトギスではなくウグイス!
⑥ホトトギスを飼育することはできるの?何を餌にしているの?
・ホトトギスは野鳥なので、鳥獣保護法により飼育する事はできない
・ホトトギスの食性は肉食で、主にケムシを好んで食べるほか、昆虫や蛾の幼虫なども食べる
⑦ホトトギスのオスとメスの違いは?
・ホトトギスのオスは4節目にアクセントがある鳴き方で、メスは「ピピピピ」とテンポが速く高い鳴き声で鳴く
⑧ホトトギスとウグイスやカッコウとの違いはなに?
・体の大きさや色、鳴き声などが違う
・ホトトギスは自分で営巣と子育てをしないが、ウグイスやカッコウは自分で営巣と子育てをする
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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