【コゲラ(鳥類)の生態!】鳴き声や生息地について等8個のポイント!








 

みなさんこんにちは。

今回は、コゲラの生態についてまとめていきたいと思います。

 

コゲラは、キツツキ目キツツキ科アカゲラ属です。

 

今回は、コゲラについてのポイント、

①コゲラの画像(写真)!羽の特徴は?
②コゲラの生息地(分布)はどこなの?
③コゲラの寿命はどれぐらい?繁殖期はいつなの?
④コゲラの幼鳥(雛)の特徴は?いつ巣立ちするの?
⑤コゲラは巣作りの時期はいつ?どんな巣に住んでるの?
⑥コゲラの鳴き声(さえずり)やドラミングの特徴は?
⑦コゲラは何を餌にしているの?
⑧コゲラとヒガラやアカゲラの違いは?キツツキの仲間なの?

 

以上8個の点についてお伝えします。

まずはコゲラの画像をお見せします!

 

コゲラの画像(写真)!羽の特徴は?

 

 

コゲラは、日本最小のキツツキです。

 

コゲラは、全長約15㎝ 体重18~26g 翼を広げた大きさは約37cmです。

スズメ位の小型のキツツキです。

 

全身こげ茶色 背と翼には白色の横じまがいくつもあります。

下面は淡褐色で、腹にはこげ茶色の小さな縦班があります。

雌雄同色です。

 

コゲラのオスの後頭部には、赤い羽根があります。

普段は他の羽に隠れて見えませんが、興奮するなどして頭部の羽毛を逆立てた時、見えることがあります。

 

次に、コゲラの生息地(分布)はどこなのかについてお伝えします。

 

コゲラの生息地(分布)はどこなの?

 

コゲラは、北海道から西表島まで分布する留鳥です。

山林から林、市街地の公園林にも生息し、街路樹でも多くみられます。

 

渡りをしないため、地方変化したコゲラ(亜種)が9種確認されています。

南にいくほど羽色が暗い色になる傾向があります。

 

次は、コゲラの寿命はどれぐらいなのかについてお伝えします。

 

コゲラの寿命はどれぐらい?繁殖期はいつなの?

 

コゲラの寿命は、はっきりはわかりません。

標識調査で723日(約2年)生きた個体が確認されています。

 

コゲラの繁殖期は、5月から7月頃です。

小さな体のわりに20haくらいの広い縄張りを持ち、一度繁殖すると同じ場所に生息し続けます。

コゲラのつがいは片方が死ぬまで続きます。

 

次に、コゲラの幼鳥(雛)の特徴をお伝えします。また、いつ巣立ちするのでしょうか。

 

コゲラの幼鳥(雛)の特徴は?いつ巣立ちするの?

 

コゲラの幼鳥は、くちばしが黄色です。

親が近くにいると「チィーチィーチィー」と甘えた声でしきりに鳴いて、餌をねだります。

 

コゲラは、ヒナに虫の成虫をよく与えるという観察結果があります。

成虫は殻が硬く、カルシウム分が豊富です。

体を酷使するキツツキは、骨を丈夫にするために成虫を与えているのではないかと考えられています。

 

ヒナが巣立つまでは、49日くらいです。

コゲラのヒナは、4月~5月中旬頃に巣立ちます。

親鳥と1か月以上過ごした後、幼鳥は自分の縄張りを捜しに行きます。

 

それでは次に、コゲラは巣作りの時期はいつなのかについてお伝えします。

 

コゲラは巣作りの時期はいつ?どんな巣に住んでるの?

 

コゲラは、3月~7月中旬にかけて、巣作りします。

 

コゲラが巣作りするのは、主に生きた木の枯れた枝部分です。

枯れ枝部分は、中が柔らかく穴が掘りやすいからです。

 

コゲラは、直径10cm位の細い枝でも中に巣を作り、繁殖します。

 

産穴は、直径約3cm、深さは15cmほどで12日位かけて作ります。

コゲラのオスが率先して木をつついて巣穴を作り、メスが仕上げをします。

 

コゲラは、巣穴に丸い白色の卵を4~5個産みます。

巣作りに12日、産卵3日、抱卵14日、巣立ちに20日と合わせて約49日です。

 

コゲラの巣立ち雛は、しばらく親と一緒に過ごします。

49日ほど親と過ごした後、自分の縄張りを捜すようになります。

 

次は、コゲラの鳴き声(さえずり)やドラミングの特徴をお伝えします!

 

コゲラの鳴き声(さえずり)やドラミングの特徴は?

 

コゲラは「ギーィ、ギーィ」とか「グィー」と鳴きます。

繁殖期には、「キョキョキョ」「キッキッキッ」と小さな声で鳴きます。

 

春から夏には、「トロロ、トロロ」と短い音でドラミングが聞かれます。

 

次は、コゲラは何を餌にしているのかについてお伝えします。

 

コゲラは何を餌にしているの?

 

コゲラは、幹から枝へと移りながら、樹皮をつついて昆虫類やクモ類を食べます。

 

キツツキといえば、木に穴をあけて幼虫などを探り出すイメージですが、

コゲラは木の葉につく害虫や樹皮の中に潜む虫を食べます。

 

秋には、果実も好んで食べます。

冬場に餌が少なくなると、コゲラも幹に穴をあけて中の虫をほじりだして食べることもあります。

 

コゲラの嘴はまっすぐで細く、木をたたくのに適した作りになっています。

コゲラは、前2本、後ろ2本の足指で力強く木をつかみ、体を支えます。

脚が丈夫なので、キツツキらしく垂直に木に留まって逆さになったり、枝の先近くまで行ったりして餌をとることができます。

 

最後に、コゲラとヒガラやアカゲラの違いをお伝えします。

 

コゲラとヒガラやアカゲラの違いは?キツツキの仲間なの?

 

コゲラは、日本で最小のキツツキです。

 

全長15cm位とスズメほどの大きさなので、森の小鳥といった風貌で、一見キツツキらしくありません。

でも、よく見るとキツツキ特有の特徴を備えています。

 

丈夫な脚で木をつかみ、ドラミングも行います。

 

アカゲラは、背面は黒と白の模様で後頭部と腹部が赤く、よく目立ちます。

キツツキの中で、アカゲラが一番よく知られています。

全長は24cm位です。コガラとは、体の大きさと後頭部・腹部の赤い色で見分けます。

 

ヒガラは、全長11cmと体の大きさはコゲラとほぼ同じです。

小さなトサカを持ち、くちばしから胸にかけてネクタイ状の黒い縦班がヒガラの特徴です。

羽色がこげ茶色で、横に並んだ翼の白班が特徴のコゲラとは、体色と羽の模様で見分けることができます。

 

それでは、これまでのおさらいをしていきましょう。

 

コゲラのまとめ!

 

いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは8個ありました。

覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!

 

①コゲラの画像(写真)!羽の特徴は?

コゲラは、スズメ位の小型のキツツキ

全身こげ茶色 背と翼には白色の横じま

下面は淡褐色で、腹にはこげ茶色の小さな縦班

 

②コゲラの生息地(分布)はどこなの?

コゲラの生息地は、一部の離島以外、日本全国の森林。

コゲラは、渡りをしないため、亜種が多い。

 

③コゲラの寿命はどれぐらい?繁殖期はいつなの?

寿命はわからない、723日(約2年)生きた個体が確認されている。

コゲラの繁殖期は、5月から7月頃

 

④コゲラの幼鳥(雛)の特徴は?いつ巣立ちするの?

コゲラの幼鳥は、くちばしが黄色

親が近くにいると「チィーチィーチィー」と甘えた声でしきりに鳴いて、餌をねだる。

コゲラのヒナは、4月~5月中旬頃に巣立つ

 

⑤コゲラは巣作りの時期はいつ?どんな巣に住んでるの?

コゲラは、3月~7月中旬にかけて、巣作りする。

木の中に直径約3cm、深さは15cmほどの巣穴を作る。

 

⑥コゲラの鳴き声(さえずり)やドラミングの特徴は?

コゲラは「ギーィ、ギーィ」とか「グィー」と鳴く。

繁殖期には、「キョキョキョ」「キッキッキッ」と小さな声で鳴く。

コゲラは、春から夏に「トロロ、トロロ」と短い音でドラミングする。

 

⑦コゲラは何を餌にしているの?

コゲラの餌は、昆虫類やクモ類

コゲラは木の葉につく害虫や樹皮の中に潜む虫を食べる。

 

⑧コゲラとヒガラやアカゲラの違いは?キツツキの仲間なの?

コゲラは、日本で最小のキツツキ

スズメほどの大きさで、ドラミングも行う。

アカゲラは、背面は黒と白の模様で後頭部と腹部が赤い

キツツキの中で、アカゲラが一番よく知られている。

 

ヒガラは、小さなトサカを持つシジュウカラの仲間。

くちばしから胸にかけてのネクタイ状の黒い縦班が、ヒガラの特徴

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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