みなさんこんにちは。
今回は、ハシブトガラスについてまとめていきたいと思います。
ハシブトガラスは、スズメ目カラス科カラス属ハシブトガラス種の野鳥です。
今回は、ハシブトガラスについてのポイント、
以上7個の点についてお伝えします。
まずはハシブトガラスの画像をお見せします!
目次
ハシブトガラスのかわいい画像(写真)!特徴は?
全長約57cm、翼を広げると100cmになります。
体重は550g~750gです。
大きさの標準となる種です。
全身が光沢のある黒色をしています。
くちばしが太く上嘴が曲がっている点と額が出っ張っている点で、ハシボソガラスと見分けることができます。
オスとメスは同色です。
求愛給餌の際にメスが体を低くして羽を広げ、餌をねだる行動をとるため、見分けやすくなります。
ハシブトガラスは、黒い光沢のある羽と太く曲がったくちばし、少しおでこが特徴です。
次に、ハシブトガラスの生息地(分布)はどこなのかについてお伝えします。
ハシブトガラスの生息地(分布)はどこなの?
アジア東南部に分布しています。日本では小笠原諸島以外、全国に留鳥として生息し、繁殖します。
ハシブトガラスは、本来、森林に生息していましたが、都市生活に適応した代表選手です。
海岸・河原・住宅地・山地・森林などどこでも見られます。
次は、ハシブトガラスの寿命はどれぐらいなのかをお伝えします。
ハシブトガラスの寿命はどれぐらい?
ハシブトガラスは、飼育されている状態では約20年、野生では約10年の寿命を持つといわれています。
かなり寿命が長いです。
ハシブトガラスは、天敵のいる森林から都市部の移り住むことによって長寿になっているといえます。
人間の出すゴミを餌にすることにより、餌の調達が容易で栄養豊富なものが手に入るようになりました。
ハシブトガラスの雛が成鳥になる確率も上がり、栄養豊富な餌を食べることによって平均寿命が延びたそうです。
それでは次に、ハシブトガラスの幼鳥(雛)の特徴をお伝えします。
ハシブトガラスの幼鳥(雛)の特徴は?
ハシブトガラスの繁殖期は、4月~7月ごろです。
卵は2週間ほどで孵化し、1か月ほどで成鳥と同じくらいの大きさになります。
ハシブトガラスの雛は、孵ったばかりの時、とても小さくて黒いヒヨコのようです。
1週間ほどすると、少しずつ黒い羽毛が生えて、くちばしがしっかりしてきます。
だんだんとカラスらしくなりますが、まだ、飛べないのでよちよちと歩くのがかわいいです。
ハシブトガラスは、4月上旬から8月ぐらいの子育て期間に巣の近くを通った人間を威嚇することがあります。
巣にいる卵や雛を守ろうと神経質になるためです。
特にハシブガラスは、人が巣の近くや縄張り内に入るだけで警戒態勢をとります。
次は、ハシブトガラスの鳴き声(さえずり)の特徴をお伝えします。
ハシブトガラスの鳴き声(さえずり)の特徴は?
ハシブトガラスは、カラス特有の「カアー、カアー」「アー」と澄んだ声で鳴きます。
カラスが複数で飛びながら「カアー」と鳴くのは、目的地に向かう際にはぐれないため、確認し合っているのです。
朝、耳にすることの多い「カアッ、カアツ」と短く途切れたような鳴き声は、縄張りの主張です。
カラスの鳴く回数にも意味があります。
1回はほかのカラスへの挨拶、2回は空腹や注意を伝えるため、3回は満足した時や自分の位置を伝えるために鳴きます。
4回~6回鳴くのは敵に対して連携する合図、7,8回の場合は仲間を集めたり、リーダーが指示を出す合図だそうです。
「ガァッ」「ガァッ」と怒った声で鳴くときは要注意です。攻撃態勢に入っています。
それでは、ハシブトガラスは飼育することができるのかについてお伝えします。
何を餌にしているのでしょうか。
ハシブトガラスは飼育することができるの?何を餌にしているの?
野鳥は飼うことができません。
カラスも鳥獣保護管理法の対象です。
都市部にすむハシブトガラスの餌は、人間の出すゴミが主です。
雑食性で人間の食べ物は何でも食べます。木の実も食べます。
動物の死体も食べますし、小さい魚や小鳥・子猫などは捕食します。
ハシブトガラスは、上空からつぶ貝を落として殻を割ったり、クルミの実を車の通るところに置いて割ったりして食べる知恵があることも知られています。
カラスは自然界の掃除屋さんです。
次は、ハシブトガラスとハシボソガラスの違いをお伝えします。
ハシブトガラスとハシボソガラスの違いは?鳴き声も違うの?
日本でカラスといえば、ハシブトガラスとハシボソガラスのことです。
大きさは、ハシブトガラスがやや大きく約57cm、くちばしが太くて上嘴が曲がっています。額が出っ張ています。
ハシボソガラスは約50cmで、くちばしが細く額は特に出ていません。
姿かたちがよく似ている2種ですが、鳴き声が見分けるポイントです。
ハシブトガラスは、澄んだ声で「カアーカアー」「アーアー」と鳴きます。
鳴くときに頭をやや上に向け、くちばしを突き出すようにして鳴きます。
ハシボソガラスは、濁った声で「ガアーガアー」「グァララ、グァララ」などと鳴きます。
鳴くときは、頭を突き出してお辞儀をするように上下に動かしながら鳴くのが、特徴です。
歩き方にも違いがあります。
ハシブトガラスは、両脚をそろえて跳ねるようにホッピングをします。
ハシボソガラスは、両脚を交互に出すウォーキングをすることが多いです。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
ハシブトガラスのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは7個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①ハシブトガラスのかわいい画像(写真)!特徴は?
・全長約57cm、大きさの基準種
・全身が光沢のある黒色
・くちばしが太く上嘴が曲がっている点と額が出っ張っている点が特徴
②ハシブトガラスの生息地(分布)はどこなの?
・日本全国に生息
・海岸、住宅地、都市部、山地、森林どこでも適応する。
③ハシブトガラスの寿命はどれぐらい?
・平均10年、飼育下では20年
④ハシブトガラスの幼鳥(雛)の特徴は?
・孵化して1週間で黒色の羽毛が生えるが、飛べないのでよちよち歩き
・1か月で親と同様になる。
⑤ハシブトガラスの鳴き声(さえずり)の特徴は?
・「カアー、カアー」「アー」と澄んだ声で鳴く。
・鳴き方や回数に意味を持たせて、コミュニケーションをとる。
⑥ハシブトガラスは飼育することができるの?何を餌にしているの?
・野鳥は飼育できない。
・餌は雑食
⑦ハシブトガラスとハシボソガラスの違いは?鳴き声も違うの?
・くちばしと額に特徴がある。
・鳴き声は、澄んだ声がハシブトガラスで、濁った声がハシボソガラス。
・歩き方にも特徴がある。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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