【クマタカの生態!】鳴き声や生息地について等7個のポイント!








 

みなさんこんにちは。

今回は、クマタカの生態についてまとめていきたいと思います。

 

クマタカは鳥綱タカ目タカ科クマタカ属に分類される鳥です。

漢字では「角鷹」や「熊鷹」と表記されます。

 

今回は、クマタカについてのポイント、

①クマタカの画像(写真)!羽根の特徴は?絶滅危惧種なの?英語でなんていう?
②クマタカの生息地(分布)はどこなの?生息数は?滋賀で見ることができるの?撮影ポイントは?
③クマタカの寿命はどれぐらい?繁殖期はいつなの?
④クマタカの雛(幼鳥)の特徴は?どのくらいの大きさになるの?
⑤クマタカの鳴き声(さえずり)の特徴は?
⑥クマタカは何を餌にしているの?スズメバチの天敵なの?
⑦クマタカとオオタカやイヌワシとの見分け方は?

 

以上7個の点についてお伝えします。

まずは、クマタカの写真(画像)をお見せします!

 

クマタカの画像(写真)!羽根の特徴は?絶滅危惧種なの?英語でなんていう?

 

 

こちらがクマタカです!

英語では「Mountain Hawk-Eagle」と訳されます。

 

体長は70〜80cmで、尾羽が長く、頭の羽毛が長くて冠羽状になっているのが特徴的です。

クマタカは日本のタカ科の中では大型で、「クマの様に強い」という事が名前の由来という説があります。

 

クマタカの翼開長は160〜170cmで、幅広くて短い翼を持ちます。

翼の上部は灰褐色、下部は白くて、黒の横縞模様が目立ちます。

体の大きさに対して短めの翼は、森の木々を避けて飛翔するのに適しています。

 

クマタカは絶滅危惧種に指定されています。

 

次に、クマタカの生息地(分布)をお伝えします!

 

クマタカの生息地(分布)はどこなの?生息数は?滋賀で見ることができるの?撮影ポイントは?

 

クマタカは日本〜中国南部、台湾、インドネシアやスリランカ、ヒマラヤなどに分布しています。

 

クマタカにとって日本が最北の分布域で、日本では全国的に留鳥として生息しています。

主に森林地帯に生息し、森林の食物連鎖の頂点に君臨し、「森の王者」とも称されます。

 

日本におけるクマタカの生息数は、環境省による発表だと約1800羽程度とされていますが、実際はこれ以上多いのではないかともいわれています。

 

クマタカは滋賀県でも、米原市内の山林や冬季の琵琶湖岸で観察・撮影出来る事が多い様です。

 

次は、クマタカの寿命をお伝えします!

 

クマタカの寿命はどれぐらい?繁殖期はいつなの?

 

クマタカの寿命はおよそ30〜40年といわれています。

 

クマタカの繁期は11月頃から始まり、1〜2年の時間をかけて幼鳥を育てます。

クマタカは高い木の上に、木の枝などを組んだ皿のような形状の巣を作り、3月〜4月に卵を1個産みます。

 

メスが抱卵し、オスは餌をとってきます。

 

卵は45日程度の抱卵後に孵化し、雛は7月〜8月に巣立ちます。

雛の巣立ち後も、親鳥は長い期間幼鳥の世話に追われる為、クマタカの繁殖は2年〜3年間隔になる事がしばしばです。

 

クマタカの繁殖期には「波状飛行」も見られますよ。

 

また、クマタカは鳥としては珍しくパートナーを変える事もあり、「離婚」する鳥としても知られています。

 

それでは次に、クマタカの雛(幼鳥)の特徴をお伝えします!

 

クマタカの雛(幼鳥)の特徴は?どのくらいの大きさになるの?

 

クマタカの幼鳥は成鳥に比べ、全体的に白っぽくて薄い体色をしています。

幼鳥の虹彩は青灰色で、成長するに連れて青灰色→黄色→橙色と変化していきます。

 

7月〜8月に巣立った幼鳥は、その後も1年間は親鳥から食事をもらい続け、巣の周辺の狭い範囲内でしか行動しません。

幼鳥は体の大きさ、体色や羽も年を重ねていくほどに成鳥に近づき、4年~5年ほどかけて体色も羽も成鳥の見た目になっていきます。

 

次は、クマタカの鳴き声(さえずり)の特徴をお伝えします!

 

クマタカの鳴き声(さえずり)の特徴は?

 

クマタカは「ピューイ」や「フィーフィフィ」などと鳴きます。

クマタカは繁殖期以外はほぼ鳴かないともいわれており、繁殖期には「ピピィ、ピピィ」という優しさを感じるような声でラブコールを送っています。

 

次に、クマタカは何を餌にしているのかをお伝えします!

 

クマタカは何を餌にしているの?スズメバチの天敵なの?

 

クマタカは動物食で、多様な小・中動物を捕食しますが、その中でも中型の鳥類、ウサギやリス、モグラやヘビなどを好んで捕食します。

 

スズメバチの天敵は、クマタカとよく似ている鳥綱タカ目タカ科ハチクマ属の「ハチクマ」という鳥です。

ハチクマという、熊を連想させるような名前ですが猛禽類のタカの一種なのです!

クマタカによく似ていて、ハチを主食とする事が名前の由来です。

 

ハチクマはスズメバチの巣を襲い、丸ごと持ち帰って中の幼虫やサナギだけでなく、巣も食べてしまう事もあります。

ハチクマの羽毛は硬く、スズメバチの針が簡単には通らないのだそうです。

 

とても屈強な「スズメバチ駆除業者」ですね!

 

それでは最後に、クマタカとオオタカやイヌワシとの見分け方をお伝えします!

 

クマタカとオオタカやイヌワシとの見分け方は?

 

オオタカはタカ目タカ科に属する鳥で、全長50〜60cm程度とクマタカよりひとまわり小さいです。

 

オオタカの翼の後縁は膨らんでおり、全体的に体色は灰黒色で、腹は白色で細い横縞があります。

オオタカの鳴き声は「キィーッ キッキッ」や「カァッ カッカッ」など、鋭い鳴き声が特徴です。

 

また、オオタカはクマタカよりも羽ばたきが速いです。

 

イヌワシはタカ目タカ科イヌワシ属に分類され、体長75〜100cmとクマタカより大きな鳥です。

イヌワシはほぼ全身が黒褐色で、成鳥の頭は金色をしています。

鳴き声は「ピーゥ」「ポンヨ〜」などと聞こえます。

 

森林の中を飛び回るクマタカに対し、イヌワシは森の中を飛び回ることができるような羽の構造をしておらず、風に乗り空を滑空するのが基本的な飛翔方法です。

 

イヌワシとクマタカは生息地や餌が被ってしまう事がありますが、小柄で不利なクマタカが身を引き、イヌワシは開けた環境、クマタカは森林などに住み分けて暮らしているようです。

 

それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!

 

クマタカのまとめ!

 

いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは7個ありました。

覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!

 

①クマタカの画像(写真)!羽根の特徴は?絶滅危惧種なの?英語でなんていう?

・クマタカの翼開長は160〜170cmで、幅広くて短い翼を持つ

・翼の上部は灰褐色、下部は白くて、黒の横縞模様が目立つ

・クマタカは絶滅危惧種に指定されている

・クマタカは英語では「Mountain Hawk-Eagle」と訳される

 

②クマタカの生息地(分布)はどこなの?生息数は?滋賀で見ることができるの?撮影ポイントは?

・クマタカは日本〜中国南部、台湾、インドネシアやスリランカ、ヒマラヤなどに分布している

・クマタカは日本では全国的に留鳥として森林地帯などに生息している

・日本におけるクマタカの生息数は、環境省による発表だと約1800羽程度とされているが、実際はそれ以上多いのではないかといわれている

・クマタカは滋賀県でも、米原市内の山林や冬季の琵琶湖岸で観察・撮影出来る事が多い

 

③クマタカの寿命はどれぐらい?繁殖期はいつなの?

・クマタカの寿命はおよそ30〜40年といわれている

・クマタカの繁期は11月頃から始まり、1〜2年の時間をかけて幼鳥を育てる

 

④クマタカの雛(幼鳥)の特徴は?どのくらいの大きさになるの?

・クマタカの幼鳥は成鳥に比べ、全体的に白っぽくて薄い体色をしている

・幼鳥の虹彩は青灰色で、成長するに連れて青灰色→黄色→橙色と変化していく

・幼鳥は体の大きさ、体色や羽も年を重ねていくほどに成鳥に近づき、4年~5年ほどかけて体色も羽も成鳥の見た目になっていく

 

⑤クマタカの鳴き声(さえずり)の特徴は?

・クマタカは「ピューイ」や「フィーフィフィ」などと鳴く

・クマタカは繁殖期以外はほぼ鳴かないともいわれており、繁殖期には「ピピィ、ピピィ」という優しさを感じるような声でラブコールを送っている

 

⑥クマタカは何を餌にしているの?スズメバチの天敵なの?

・クマタカは動物食で、多様な小・中動物を捕食するが、その中でも中型の鳥類、ウサギやリス、モグラやヘビなどを好んで捕食する

・スズメバチの天敵は、クマタカとよく似ている鳥綱タカ目タカ科ハチクマ属の「ハチクマ」という鳥

 

⑦クマタカとオオタカやイヌワシとの見分け方は?

・オオタカとクマタカでは体の色や大きさ、鳴き方や羽ばたきの速さなどが違う

・イヌワシとクマタカでは体の色や大きさ、鳴き方や飛翔方法などが違う

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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