みなさんこんにちは。
本日は、オオアカゲラの生態についてまとめていきたいと思います。
オオアカゲラはキツツキ目キツツキ科アカゲラ属の鳥です。
漢字では「大赤啄木鳥」と書きます。
今回は、オオアカゲラについてのポイント、
以上8個の点についてお伝えします。
それでは、オオアカゲラの写真(画像)を見ていきましょう!
目次
オオアカゲラの画像(写真)!羽根や頭の特徴は?英名はなに?天然記念物や絶滅危惧種なの?
こちらがオオアカゲラです!
英名は「White-backed Woodpecker」です。
オオアカゲラは全長25cm〜30cmで、翼開長は約50cmです。
アカゲラよりも体が大きい事から「オオアカゲラ」と名前がつきました。
オスの成鳥の頭頂部には赤色の毛が目立ち、メスの成鳥の頭頂部は黒い毛で覆われています。
背中は黒色で、お腰は白色で下腹は赤みを帯びていて、翼の上面には黒と白の模様がみられます。
胸は白く、黒色の細い縦縞があります。
クチバシや足は暗い灰色で、虹彩は暗い赤色です。
オオアカゲラは、開発などによる生息環境の悪化で、個体数が減り続けています。
日本では1971年に、亜種のオーストンオオアカゲラが天然記念物に指定されています。
また、絶滅危惧Ⅱ類(VU)にも指定されています。
次に、オオアカゲラの生息地(分布)をお伝えします!
オオアカゲラの生息地(分布)はどこなの?北海道や愛知にいるの?どの季節で見ることができる?
オオアカゲラはヨーロッパ東部、スカンディナヴィア南部、コーカサス、シベリア南部、モンゴル、中国東北部、ウスリー地方、朝鮮半島、中国東南部、台湾、樺太、日本などに分布しています。
枯れた木の多い広葉樹林や針葉樹林などに生息しています。
日本では4亜種が留鳥として、九州から北海道までの森林や高山地に生息しています。
オオアカゲラは、北海道のほぼ全ての地域で留鳥として生息しているので、年間を通して見る事ができますが、個体数は少ないです。
愛知県でも年間を通して見られますが、段戸裏谷原生林などの、良好な自然環境が残っている地域でしか見る事ができません。
次は、オオアカゲラの寿命をお伝えします!
オオアカゲラの寿命はどれぐらい?繁殖期はいつなの?
オオアカゲラの正確な寿命は分かっていませんが、基本的にキツツキ類の寿命は10年程度といわれています。
オオアカゲラの繁殖期は3月〜6月で、一夫一妻で繁殖します。
オスとメスが共同で、枯れた木に深さ40cmほどの穴を空けて巣を作ります。
1度の産卵で3個〜5個の卵を産み、オスとメスが交代で抱卵し、10日〜16日ほどで孵化します。
それでは次に、オオアカゲラの雛(幼鳥)の特徴をお伝えします!
オオアカゲラの雛(幼鳥)の特徴は?大きさや体長はどれくらいまで成長するの?
オオアカゲラの雛は、孵化後は裸体のままで初毛は生えておらず、25日-28日ほどで巣立ちます。
幼鳥は頭頂部が暗い赤色をしていて、脇には黒色の縦斑があります。
幼鳥の体の大きさについては正確に分かりません。
次は、オオアカゲラの鳴き声(さえずりやドラミングとも)の特徴をお伝えします!
オオアカゲラの鳴き声(さえずりやドラミングとも)の特徴は?
オオアカゲラは「キョッ、キョッ」などと鳴きます。
春には、アカゲラよりも大きなドラミング音で「タラララララ」と木を連続してつつきます。
次に、オオアカゲラは何を餌にしているのかをお伝えします!
オオアカゲラは何を餌にしているの?
オオアカゲラは雑食で、繁殖期は主に昆虫類や幼虫、冬は主に種子や果実を食べます。
枯れ木での採食が多く、一本の木を長時間かけてつついて穴を空けて餌を探す事があります。
次は、オオアカゲラのオスとメスの違いをお伝えします!
オオアカゲラのオスとメスの違いは?
オオアカゲラのオスの頭頂部は明るい赤色の毛が見られますが、メスの頭頂部は黒い毛で覆われています。
それでは最後に、オオアカゲラとアカゲラやキツツキやクマゲラとの違いや識別方法(見分け方)をお伝えします!
オオアカゲラとアカゲラやキツツキやクマゲラとの違いや識別方法(見分け方)はなに?頭で見分けるの?
オオアカゲラの方アカゲラよりも体が大きく、頭の赤色の範囲がオオアカゲラの方が広いです。
アカゲラの背中には、八の字を逆さにしたような白い模様がありますが、オオアカゲラの背中にはあありません。
オオアカゲラの脇には黒色の縦縞がありますが、アカゲラのお腹は白色で模様はありません。
「キツツキ」という名前の鳥は存在せず、「木をクチバシでつつく鳥」の総称を、キツツキ科に属する「キツツキ」と呼んでいます。
クマゲラは全長45〜57cmの国内で最大のキツツキで、体色が真っ黒で頭に赤い部分が少しあるだけなので、体の大きさと体色からオオアカゲラとの違いは一目瞭然ですね。
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
オオアカゲラのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは8個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①オオアカゲラの画像(写真)!羽根や頭の特徴は?英名はなに?天然記念物や絶滅危惧種なの?
・英名は「White-backed Woodpecker」
・オオアカゲラは全長25cm〜30cmで、翼開長は約50cm
・アカゲラよりも体が大きい事から「オオアカゲラ」と名前がついた
・オスの成鳥の頭頂部には赤色の毛が目立ち、メスの成鳥の頭頂部は黒い毛で覆われている
・背中は黒色で、お腰は白色で下腹は赤みを帯びていて、翼の上面には黒と白の模様がみられる
・胸は白く、黒色の細い縦縞がある
・クチバシや足は暗い灰色で、虹彩は暗い赤色
・日本では1971年に、亜種のオーストンオオアカゲラが天然記念物に指定されている
・絶滅危惧Ⅱ類(VU)にも指定されている
②オオアカゲラの生息地(分布)はどこなの?北海道や愛知にいるの?どの季節で見ることができる?
・オオアカゲラはヨーロッパ東部、スカンディナヴィア南部、コーカサス、シベリア南部、モンゴル、中国東北部、ウスリー地方、朝鮮半島、中国東南部、台湾、樺太、日本などに分布している
・枯れた木の多い広葉樹林や針葉樹林などに生息している
・日本では4亜種が留鳥として、九州から北海道までの森林や高山地に生息している
・オオアカゲラは、北海道のほぼ全ての地域で留鳥として生息しているので、年間を通して見る事ができるが、個体数は少ない
・愛知県でも年間を通して見られるが、段戸裏谷原生林などの、良好な自然環境が残っている地域でしか見る事ができない
③オオアカゲラの寿命はどれぐらい?繁殖期はいつなの?
・オオアカゲラの正確な寿命は分かっていないが、基本的にキツツキ類の寿命は10年程度といわれている
・オオアカゲラの繁殖期は3月〜6月で、一夫一妻で繁殖する
④オオアカゲラの雛(幼鳥)の特徴は?大きさや体長はどれくらいまで成長するの?
・オオアカゲラの雛は、孵化後は裸体のままで初毛は生えておらず、25日-28日ほどで巣立つ
・幼鳥は頭頂部が暗い赤色をしていて、脇には黒色の縦斑がある
・幼鳥の大きさや体調については詳しく分からない
⑤オオアカゲラの鳴き声(さえずりやドラミングとも)の特徴は?
・オオアカゲラは「キョッ、キョッ」などと鳴く
・春には、アカゲラよりも大きなドラミング音で「タラララララ」と木を連続してつつく
⑥オオアカゲラは何を餌にしているの?
・オオアカゲラは雑食で、繁殖期は主に昆虫類や幼虫、冬は主に種子や果実を食べる
⑦オオアカゲラのオスとメスの違いは?
・オオアカゲラのオスの頭頂部は明るい赤色の毛が見られるが、メスの頭頂部は黒い毛で覆われている
⑧オオアカゲラとアカゲラやキツツキやクマゲラとの違いや識別方法(見分け方)はなに?頭で見分けるの?
・オオアカゲラの方アカゲラよりも体が大きく、頭の赤色の範囲がオオアカゲラの方が広い
・アカゲラの背中には、八の字を逆さにしたような白い模様があるが、オオアカゲラの背中にはない
・オオアカゲラの脇には黒色の縦縞があるが、アカゲラのお腹は白色で模様はない
・「キツツキ」という名前の鳥は存在せず、「木をクチバシでつつく鳥」の総称を、キツツキ科に属する「キツツキ」と呼んでいる
・クマゲラは全長45〜57cmの国内で最大のキツツキで、体色が真っ黒で頭に赤い部分が少しあるだけなので、体の大きさと体色からオオアカゲラとの違いは一目瞭然
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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