みなさんこんにちは。
今回は、ヒレンジャクについてお伝えします。
皆さんはヒレンジャクという鳥をご存知でしょうか?
体色が綺麗で見た目に印象的な鳥ですが、
絶滅を危惧する声も上がっているようです…
今回はそんなヒレンジャクについて!
以上8つのポイントでまとめました!
まずは画像からどんな鳥か見てみましょう!
目次
ヒレンジャクの画像!
こちらがヒレンジャクです!
とてもきれいな色をしていますよね!!
ヒレンジャクはスズメ目レンジャク科に属する鳥です。
体長は18センチ程であまり大きい鳥ではありませんね。
顔はほのかに赤みを帯びており頭にはとがった冠羽があります。
目じりから伸びる過眼線は黒く冠羽まで伸びており、
体色は全体的に灰褐色で胸にも赤みがあります。
なんといっても翼の色が見事ですよね!
赤から始まり水色、黒と白のストライプ柄は自然の産物とは思えない鮮やかさです!
ヒレンジャクは漢名で「十二紅」といい、この名前は12本の真っ赤な尾羽を持つことに由来しています。
野鳥に興味が無い人もこのヒレンジャクを見かけたら写真を取りたくなってしまいそうですよね!
次はオスとメスの違いについて見ていきましょう!
ヒレンジャクのオスとメスの特徴の違いは?
実はヒレンジャクは雌雄同色の鳥です。
これだけキレイでありながら雌雄同色というのはクジャクも驚きですね!
しかし、見分け方が全くないわけではありません。
この二枚の写真のヒレンジャクの羽の部分をご覧ください。
画像紹介の時にお話しした翼の黒と白の部分が若干違うのが分かりますか?
この部分は「初列風切羽」という名称の羽ですが、
オスはこの黒と白がストライプ状なのに対してメスは外側だけ白斑のように白くなっています。
つまり最初の写真はオスだということが分かりますね!
オスとメスの色の違いが微妙で分かりにくい種類は多くいますが、このように一部分だけはっきり違うのはとても面白いと思います!
オスとメスの区別の仕方も分かったので見た目はもう大丈夫ですね!
目で知ったら次は耳で知っていきましょう!
ヒレンジャクの鳴き声ってどんな特徴があるの?
ヒレンジャクの鳴き声は「フィーフィー」という高い声です。
かなり高い声で、長く伸びる鳴き声ですね。
徐々に鳴き声が消え入るかのように鳴き終わるので、もし聞く機会があったらすぐ分かると思います!
そして実はこのヒレンジャクは求愛の鳴き声である「さえずり」がないんです。
ヒレンジャクの求愛は、オスとメスで気になる異性に餌を送りあうんです。
とてもロマンチックですね!
無事カップルになると愛を確かめ合うようにクチバシをこすり合わせます。
とても甘酸っぱい恋
愛をするんですね…
そうなるとそのカップルから生まれたヒナも気になってしまいますよね!
次はヒナについて見てみましょう!
ヒレンジャクの幼鳥の特徴は?
ヒレンジャクの幼鳥はさほど成鳥と違うというわけではないのですが、
やはり幼鳥、全体的に未熟な印象で模様もあまりはっきりしていません。
毛はフカフカで冠羽が短く、胸に縦の線が入っているのが幼鳥の特徴です。
とはいえ幼鳥時から成長と同じ見た目の鳥なんていませんよね!
どんなにキレイな模様の鳥でも幼鳥のうちはモコモコであか抜けない印象がついてくるものです。
そんなヒナだっていずれは成鳥となって自立していきます。
この時食べ物の取り方も教わるわけですが、ヒレンジャクは一体なにを食べているのでしょうか?
次はヒレンジャクの食べ物について見ていきましょう!
ヒレンジャクって何を餌にしているの?
ヒレンジャクの食性は雑食性です!
非繁殖期には果実類を食べ、繁殖期には昆虫を食べます。
ヒレンジャクが属する「レンジャク科」は果実を食べる際ホバリングをするんです!
かなり器用な鳥ですよね!
繁殖期に昆虫を食べるのはやはりタンパク質が必要なんでしょうか。
それでもこんなキレイな鳥が虫を食している姿はあまり想像したくないのが正直なところですよね…
見た目から鳴き声、食事とヒレンジャクのことをかなり知ることができましたね!
しかし重要なことを忘れていました…
生息地についてまだ何も知りませんね!
次は分布地域について見ていきましょう!
ヒレンジャクは渡り鳥なの?生息地はどこらへん?
ヒレンジャクは夏と冬で生息地域が変わる渡り鳥です。
渡りの範囲は北東アジアで、夏はシベリア東部、中国北東部のアムール川、ウスリー川で繁殖。
越冬地には日本、サハリン、朝鮮半島、中国南部、台湾があります。
しかし越冬地への飛来数はかなり不規則で一匹も見られないこともあれば一年中留鳥のように見られることもあるようですね。
日本では11月から5月にかけて沖縄県中部より北の地域に滞在します。
ここ最近では残念なことに繁殖地での森林減少や環境悪化によって絶滅が危惧されてしまっているようです…
なんとか環境保護でこれ以上数を減らさないように祈るばかりですね!
生息地まで分かったらここからはちょっとした雑学を見ていきましょう!
次はヒレンジャクと似ている種類のキレンジャクについてです!
ヒレンジャクとキレンジャクの違いってなに?
こちらがキレンジャクです!
シルエットはヒレンジャクとほぼ同じですね!
キレンジャクは名前の通りからだに多く入った黄色がトレードマークの鳥です。
またヒレンジャクにはないものとして、羽に蝋状の物質がついています。
この蝋状の物質は羽の一部が変化したものとされどんな目的でこうなったのかは現在も判明していないそうですよ!
日本における生息地域も違うようで、ヒレンジャクが西日本に多いのに対しキレンジャクは東日本に多いそうです。
見た目はこんなに似ているのに二匹にはこんなにも違いがあるんですね!
しかし渡りの際に群れが大きくなるとヒレンジャクとキレンジャクが混じった群れになるという話もありお互いに仲間だというのは何となくわかっているようですね!
キレンジャクとヒレンジャクの2ショット是非見てみたいものですね!
それでは次で最後になります。
次はヒレンジャクの英名についてです!
ヒレンジャクは英語でなんていうの?
ヒレンジャクの英名は「Japanese Waxwing」(ジャパニーズ ワックスウィング)といいます。
名前の「ワックスウィング」は直訳で「蝋の翼」となります。
この名前は先ほどお話したキレンジャクの羽の蝋状の物質が語源になっています。
恐らくキレンジャクと同じく羽に蝋状の物質があり北アメリカ大陸に生息している「ヒメレンジャク」が英名の由来でしょう。
それにしてもやはり英語の名前になるとカッコよく聞こえますよね…
いかがでしたでしょうか!
ヒレンジャク、こんなキレイな色をしていても初めて見たという方が圧倒的に多いと思います!
それではヒレンジャクの特徴をまとめていきましょう!
ヒレンジャクのまとめ!
今回ご紹介したヒレンジャクのまとめはこちらです。
以上8つのポイントでまとめたヒレンジャクでした!
日常でこんなキレイな鳥を見逃していたらもったいないことこの上ないですよね?
これを機に日常見かける野鳥に興味を持っていただければ嬉しいです!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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