チュウヒの特徴!鳴き声や寿命等8つのポイント!








 

みなさんこんにちは。

今回は、チュウヒについてお伝えします。

 

皆さんはチュウヒという鳥をご存知ですか?

 

漢字で書くと「宙飛」ですが実は高く飛ぶより低空で飛ぶ方が得意です。

そのため一説には「野擦」(ノスリ)と名前を間違ったんじゃないかなんて話もあるんです!

 

今回はそんなチュウヒについて!

①チュウヒの画像!
②チュウヒの鳴き声(さえずり)の特徴は?
③チュウヒの雛(幼鳥)の特徴は?
④チュウヒのオスとメスの違いは?
⑤チュウヒは何を餌にしているの?
⑥チュウヒの繁殖期はいつなの?
⑦チュウヒの寿命はどれぐらいなの?
⑧チュウヒって絶滅危惧種なの?

 

以上の8つのポイントをこれからお伝えしたいと思います。

 

まずどんな鳥なのか写真から探っていきましょう!

 

チュウヒの画像!

 

 

こちらがチュウヒです!

強そうな見た目をしていますね!

 

チュウヒはタカ目タカ科チュウヒ属に属する鳥です。

 

タカ目に属する鳥なだけあってやはり威風堂々とした姿が印象的ですね。

しかしタカ、ワシ、等は聞いたことがあってもこのチュウヒは聞いたことある人は少ないと思います。

 

日本には冬鳥として北海道や本州以南で確認されていたようですが最近では中部、近畿、中国地方での確認もされているようですよ。

一方繁殖地はアメリカ大陸北部、ユーラシア大陸北部とかなり上の方にあるんですね。

 

ここから越冬のために日本等に南下する渡り鳥だということが分かりますね!

 

写真を見るとやっぱりかっこいいですよね!

 

見た目で興味を引かれたところで次はチュウヒの鳴き声についてお話していきますよ!

 

チュウヒの鳴き声の特徴は?

 

チュウヒの鳴き声はその姿から想像するタカの鳴き声に近いです。

 

「フィー!フィー!」というような鳴き声で高く遠くまで通る声です。

似ている音だと指笛なんかに近いと思います。

 

この鳴き声は「さえずり」というもので繁殖期にメスへ求愛する時に使われる鳴き声ですね。

 

かなり遠くのメスをも標的にしていると考えるとチュウヒが得意な狩りは餌相手だけではなさそうです!

無事メスと結ばれるともちろん子供が生まれるわけですがその子供はどんな見た目なのでしょうか?

 

次はチュウヒのヒナについてです!

 

チュウヒの幼鳥の特徴は?

 

チュウヒのヒナはやはりフカフカです!

 

白っぽくて綿毛のような羽に包まれたその姿はまるでぬいぐるみのようですよ!

 

しかしヒナから成長していきなり成鳥の姿になるわけではなく、中間の時期があります。

それが幼鳥ですね、人間でいうと思春期みたいなものでしょうか…

 

この期間のチュウヒは羽毛はしっかりとしているものの全身が褐色で成鳥のそれとは異なります。

 

それでも体つきはしっかりとした成鳥になっているので一瞬で見分けるのは難しいかもしれませんね!

成鳥と幼鳥の違いは分かりましたね!

 

今度はオスとメスの違いについて見てましょう!

 

チュウヒのオスとメスの違いは?

 

チュウヒはオスとメスで色がガラリと変わります。

 

オスは腹部の羽毛が白く、頭部、背面、そして翼の先端が黒いです。

飛翔している姿を下から見ると白と黒のコントラストが映えてとても力強く見えますよ!

 

一方でメスは全身が褐色で腹部は褐色と淡褐色でまだら模様、あまり見た目にキレイとは言えないですね…

 

ここから最初にお見せした写真はオスだということが分かりますよね!

 

また色だけではなくオスとメスでサイズも違います。

 

オスは約48センチ、メスは約58センチ、

なんとメスの方がオスより10センチもデカいんです!!

 

ワシやタカの仲間というと男性的で力強いイメージがありますのでメスの方が大きいのは意外ですよね…

一体なにを食べてそんなに大きくなるのでしょうか?

 

次はチュウヒの食生活に迫っていきましょう!

 

チュウヒは何を餌にしているの?

 

チュウヒの食性はもちろん肉食です!

 

とてもベジタリアンと呼べる見た目はしていないですよね…

 

魚類、両性類、鳥類やその卵と、獲物は幅広いですがタカの仲間と言ったらその醍醐味はやはり狩りですよね!

冒頭でも触れた通りチュウヒは「宙飛」と表記されながらも低空飛行での狩りを得意とする鳥なんです。

 

そんなチュウヒには様々な狩りの方法があり、最も多く行う狩りは「不意打ちハンティング」と呼ばれる手法です。

1~5メートルの高さで獲物の死角から近寄り急襲するという方法ですね。

 

これはチュウヒの生息地が平原や湿原等開けた場所で草が多く生えた場所であることに由来すると思われます。

 

狙われた獲物は狙われたと自覚するより前に捕まってしまいますね…

 

水鳥を狙う際にはフェイクの攻撃を繰り返し体力を消耗させるなんて頭脳プレーもやってのけます。

 

やはり見た目に違わず恐ろしいハンターですね!

そんなチュウヒはいつ頃どこで繁殖を行い日本にやってくるのでしょうか?

 

次は繁殖期について触れていきますよ!

 

チュウヒの繁殖期はいつなの?

 

チュウヒの繁殖期は4~7月で繁殖地は上にある通りアメリカ大陸北部、ユーラシア大陸北部です。

 

巣は資材を積み重ねた中に柔らかいクズ材を敷き詰めて作ります。

 

基本的に一夫一妻制ですがたまに一夫多妻制も見られるようです。

鳥でもモテるオスってやつがいるんですね!

 

こうして繁殖から無事ヒナが育ち飛べるようになると冬に備えて日本に飛来するというわけなんですね!

 

またチュウヒは日本に存在するタカの仲間では唯一地上に巣を作る種類らしいです。

 

これも狩りと同じく木々に囲まれた環境を生息地にしていないことが理由だと考えられますね!

遠い地で繁殖し日本で冬を越すという生活を繰り返すチュウヒは一体どれくらい生きるのでしょうか?

 

寿命についても触れてみましょう。

 

チュウヒの寿命はどれぐらいなの?

 

チュウヒの最高寿命は15歳だそうです。

 

最高年齢なので野生での平均寿命はもっと短いということでしょう。

大型のタカになると30年程生きるらしいですよ!

 

詳しいデータがないので何とも言えませんが、10年生きるだけでも野生としてはかなり長生きに入るのかもしれませんね!

 

他のタカの仲間の平均寿命を基準にすると恐らく平均的には5年程なのではないのかなと思います!

寿命についてはなんだかあいまいな表現になってしまいましたが最後はしっかり雑学を皆さんにお伝えしますよ!

 

最後はチュウヒの生存状況、つまり絶滅の危機についてお話していきます!

 

チュウヒって絶滅危惧種なの?

 

チュウヒは世界基準で見れば危惧種ではないのですが日本では絶滅危惧種の指定されています。

絶滅危惧種は確認数と生息地の環境に依存したデータのようでこの危惧種指定の裏にはチュウヒの生息地における土地開発が絡んでいるらしいです。

 

あくまで危惧なので切羽詰まった状態ではないにしろ開発が進めば当然チュウヒの生きられる環境が狭まり数が減ってしまうのは明らかですね…

 

そういった目で見れば普段見慣れている鳥もいつ危惧種になってもおかしくないとも言えますね!

 

数が減ったから絶滅を心配するのでは既に手遅れで生き物が安心して生きられる環境に重きを置かないと防ぐことはできないのかもしれません…

 

なんだか最後で暗い話になってしまいましたね!

 

気を取り直してまとめに入っていきましょう!

 

チュウヒのまとめ!

 

今回紹介したチュウヒの特徴は!

 

①タカ目タカ科チュウヒ属に属する鳥!鋭い眼光を持ったハンター!
②指笛のような鳴き声!遠くのメスにも響かせる口説き上手!
③ヒナはフカフカ!幼鳥時は全身褐色で雌雄の判別も付きません!
④オスは黒と白のコントラストが雄々しいがメスは褐色まだら模様!でも大っきいのはメスの方。
⑤やはりハンター!多彩な手法で確実に獲物をしとめる肉食動物!
⑥繁殖期は4~7月!アメリカ大陸北部とユーラシア大陸北部で繁殖します!
⑦最高寿命は15歳!過酷な自然では平均寿命はもっと下!?
⑧世界基準では安全でも日本では絶滅危惧種!環境破壊は確実な絶滅を生み出します…

 

いかがでしたでしょうか!

 

タカの仲間のような大型の鳥ってなかなか見かける機会がありませんよね!

もし見かけたときに種類が分かったなら見つけた喜びも大きくなりますよ!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)