みなさんこんにちは。
今回は、アオバトについてお伝えします。
皆さんはアオバトという鳥をご存知でしょうか?
鳩と似た体形でありながら非常に鮮やかな体色を持つこの鳥はかつて「ヤマドリ」ト呼ばれていました。
過去には鳴き声の聞こえ方から東北地方では「魔王鳩」と呼ばれたこともあるそうですよ!
今回はそんなアオバトについて!
以上9つの点についてお伝えします。
まずはその鮮やかな見た目から見ていきましょう!
目次
アオバトの画像!
こちらがアオバトです!
最初の紹介に寸分違わない美しい色をしていますね!
アオバトはハト目ハト科アオバト属に属する鳥です。
顔の黄色と背中のオリーブ色をベースに翼の暗い赤紫が良く映えていますよね!
アオバトの生息地は日本では本州、四国、九州に留鳥として分布する他北海道には夏鳥として飛来します。
日本と中国の一部だけに生息していて中国には冬鳥として飛来します。
こんな綺麗な見た目で日本近辺にしか生息していないというのは驚きですね!
ハトは町中で見かけることが多いですが、こんなキレイな色のハトは中々見ないと思います…
是非実際にアオバトを見てみたいですね!
それでは鳥を見つけるのに見た目の次に必要な要素。
次は鳴き声についてお話していきます!
アオバトの鳴き声の特徴は?
アオバトの鳴き声ですがハトト名前についている割には「ポッポ、ポッポ」鳴いているわけではないんです。
アオバトのさえずりは「ウーアオー」や「アーオー」という鳴き方なんです。
音としてはリコーダーという鳴き声に近いですね!
広葉樹林のような緑の多い地域に生息しているので遠くまでよく通る鳴き声ですよ。
緑豊かな中で鳴くアオバトの姿はさぞ美しいことでしょう!
さえずりはオスがメスに求愛するための鳴き方ですが、オスとメスの見た目には違いはあるのでしょうか?
次はオスとメスの違いについてです!
アオバトのオスとメスの違いは?
こちらがアオバトのメスの画像です!
一瞬同じ見た目のように見えますが、しっかり見ると羽の色が違うのが分かりますね!
アオバトのメスはオスのように翼の赤紫がなく、ほぼ全身がオリーブ色なんです。
オスが綺麗な色でメスは地味な色という鳥は多くいますが、アオバトはメスも気品があり綺麗な色合いですよね。
この写真で最初の写真がオスのアオバトだったことが分かりますね!
雌雄の違いについて分かった次は当然アオバトの幼い姿についても気になると思います!
次はアオバトの幼鳥の特徴についてです!
アオバトの幼鳥の特徴は?
アオバトの幼鳥は成長より一回り小さく、なんだか頼りない印象を与えます。
メスの体色に似てほぼ全身がオリーブ色に見えますがオスの幼鳥は少しずつ赤紫の羽毛が見えて来るんですね。
色々な鳥がこの例に当てはまりますが、雌雄で色が違う鳥も幼鳥の時はメスと同色ということが多いです。
成熟していくにしたがって性別特有の色が出てくるというわけなんですね!
見て一瞬で見分けるのは難しそうですが、そこを見分けられるようになったらバードウォッチング上級者ですよ!
見た目や鳴き声についてはここらで理解できたと思います。
次は生態について色々見てみましょう!
次はアオバトの繁殖期についてです!
アオバトの繁殖期はいつなの?
アオバトの繁殖期は6月頃です。
1回の産卵で2個しか卵を産まないので巣も簡単な作りのようですね。
5~6個の卵を産む場合は体温が全体に届くように寄り密度の高い巣が必要になりますがアオバトの場合は下から透けるほどの作りなんです。
またアオバトの繁殖が確認されたのは実は日本だけなんです!
この日本での繁殖が確認されたのも第二次世界大戦後のようで生態が今でも不明瞭なのも分かりますね!
次はアオバトの食生活ですが、この食生活関連でもあまりはっきりしていない生態があるようなんです。
それでは見てみましょう!
アオバトは何を餌にしているの?
アオバトの食事は主に果実や種子です。
鳥が虫を食べている姿が苦手な方には嬉しい情報ですね!
しかし、この食生活では塩分やミネラルが当然接種できません。
そこでアオバトたちに生まれた習慣が「海水飲み」です
これは決まった時期に決まった場所に集まり海水をごくごく飲むという習慣ですね。
ただ必須の行動ではないようで、海がない地域のアオバトはこの海水飲みは行いません…
また、海岸に集まったアオバトの習性としてもう一つ「尾浸け」というものがありますがこちらは何のための習性なのかは分かっていません。
しかもこの習性で海岸に集まったが故に高波に飲まれてしまったり、他の鳥類の餌食になったりとリスクも高いようですね。
アオバトについてかなり詳しくなりましたね!
ここまで深く知ってくると飼ってみたいと思う方もいると思います。
あんなキレイな鳥を家で飼っていたら癒されること間違いありませんが飼育は可能なのでしょうか?
次はアオバトの飼育についてです!
アオバトをペットにしたい!飼育できるの
残念ながらアオバトの飼育は鳥獣許可方で禁止されています。
これはアオバトだからというわけではなくそもそも野鳥は現在飼育が一切禁止されています。
保護したというお話も多いと思いますが役所に相談する等しかるべき機関に報告するようにお願いします!
またヒナが一匹で迷子になっていると保護してしまう場合もありますが、この場合近くに親鳥がいる場合も多くあります。
この状態の時に保護してしまうと親切な人ではなく誘拐犯になってしまうので気を付けましょう!
残念ながらアオバトの飼育はあきらめるしかありませんね…
ところでアオバトって何年くらい生きるのでしょうか?
飼育のことを考えているともちろん気になる項目ですよね!
次はアオバトの寿命についてです!
アオバトの寿命はどれぐらいなの?
元よりハトは長寿な鳥として知られているんです。
レース用やペット用の普通のハトは10~長いもので20年生きると言われています。
しかしアオバト自体の平均寿命についての記述は乏しく実際そのくらい生きるのかは分かりません。
また愛玩用と野生の間でも大きく寿命は変わるんですよ。
野生になると死につながる問題がそこかしこにありますから一気に平均寿命も下がってしまうんですね。
ちなみに町中で最も見かける「カワラバト」の平均寿命は6年ですから、
恐らくアオバトの平均寿命もこの辺りになるのではないかなと思います。
でも森林地帯に住んでいるならもっと安全に長生きしている可能性もありますよね!
さあ、次で最後になりました!
最後はちょっとした豆知識ですよ!
アオバトは大磯町で有名なの?
実は大磯町では町の鳥としてアオバトが認定されているんです!
観光協会でアオバトの観察を含めたツアーがあるほど有名なんですね!
その理由は上で書いた「海水飲み」にあるんです。
神奈川県大磯町の照ヶ崎海岸では5月から10月にかけてアオバトが海水飲みに飛来してくるんです!
特に7、8月はピークを迎えるようでこれを目当てに来るカメラマンも多いようです!
にしてもこんなきれいな鳥を県鳥に迎えられるなんて大磯町は幸せですね!!
ここまででかなりアオバトのことが分かったと思います。
見た目はもちろんのこと、生態にもまだわかっていないところがありとても魅力的な鳥ですよね!
それではまとめに入っていきましょう!
アオバトのまとめ!
今回ご紹介したアオバトの9つのポイントはこちらです!
いかがでしたでしょうか!
普段見慣れている鳥かもしれませんが鳥には様々な種類がいてその種類一つ一つに個性が詰まっているんです。
この記事を読んで野鳥に興味を持っていただけたら幸いです!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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