みなさんこんにちは。
本日は、オオセグロカモメの生態についてまとめていきたいと思います。
オオセグロカモメは、鳥綱チドリ目カモメ科カモメ属に分類される鳥です。
今回は、オオセグロカモメについてのポイント、
以上8個の点についてお伝えします。
それでは、オオセグロカモメの写真(画像)を見ていきましょう!
目次
オオセグロカモメの画像(写真)!くちばしや巣の特徴は?英語名はなに?レッドリストに載っているの?
オオセグロカモメは海のギャングと呼ばれる大型の鳥で、大きなくちばしの特徴は全体の色が橙黄色で、赤い斑点が先端にあります。
巣の中にいる雛はエサをねだるのに、この赤い斑点をつつくようです。
オオセグロカモメは巣を岩の上や草が生えた斜面または、断崖に作ります。
巣はお皿のような形で枯れ草や枝・海草などを組み合わせて作っています。
オオセグロカモメの英語名は「Slaty-backed gull」です。
オオセグロカモメは「北海道レッドリスト」で「準絶滅危惧種」に指定されています。
次に、オオセグロカモメの生息地(分布)はどこなのかについてお伝えします。
オオセグロカモメの生息地(分布)はどこなの?どの季節で見ることができる?
オオセグロカモメは、アジア東部のオホーツク海沿岸、中国東北部・ロシア南東部・朝鮮半島・日本列島などの極東アジアに生息しています。
世界的にみると狭い範囲にしかいません。
オオセグロカモメの生息範囲に日本列島が含まれますので、北海道や東北地方など日本の北部なら一年中、南部なら冬の時期に見ることができますよ。
観察できる場所は海の上や河口・干潟・湖沼などですが、市街地で見かけることもあるようです。
次に、オオセグロカモメの寿命はどれぐらいなのかについてお伝えします。
オオセグロカモメの寿命はどれぐらい?繁殖地や繁殖期はいつなの?
オセグロカモメの寿命は20年を超えるものも発見されてきていますので、長寿の鳥ですね!
オセグロカモメの繁殖地は日本では主に北海道・東北地方の離島や岩場ですが、たまに建物の屋根とか河川の中州に巣をつくっていることもあるそうです。
最近では新潟県でも繁殖を確認されています。
オセグロカモメの繁殖期は日本だと5月~7月です。
その時期に2個から4個の卵を産んで、およそ25、26日で孵化し約40日で巣立ちます。
次は、オオセグロカモメの雛(幼鳥)の特徴についてお伝えします。
オオセグロカモメの雛(幼鳥)の特徴は?最大でどれくらいの体重や大きさ(体長)に成長するの?
オオセグロカモメのヒナは全身が灰褐色の羽毛で被われていて、淡い褐色の色が周りについていますので河原にある小石みたいな感じです。
大きくなった幼鳥の色は淡い褐色ですが、なんと大人の成鳥羽に生え換わるまで4年かかります。
オオセグロカモメが成長すると全長61cmくらいで、翼を広げると156cmにもなる大型のカモメの仲間です。
体重は1.3kg前後です。
それでは、オオセグロカモメの鳴き声(さえずり)の特徴についてお伝えします!
オオセグロカモメの鳴き声(さえずり)の特徴は?
オオセグロカモメの鳴き声は通常「キィーユ・キィーユ」というブランコを漕ぐときのような声ですが、ヒナにエサを与えるときや外敵からの警告のときには違った鳴き方をします。
そのようにして鳴き声を使い分けてヒナとコミュニケーションをとっています。
またメスへの求愛では「ミュー」という鳴き声を出しますよ。
それでは次に、オオセグロカモメは飼育できるのかをお伝えします!
オオセグロカモメは飼育できるの?何を餌にしているの?
オオセグロカモメを飼育することはできますよ!
北海道で漁港をイメージできるよう作られた屋外施設では、他の動物や鳥と共に飼われています。
オオセグロカモメの食性は雑食です。
主に食べるのは魚ですが、甲殻類・昆虫あるいは他の鳥の卵を食べたりします。
エサの捕り方ですが、オオセグロカモメは潜水できないので空からエサを探して、水面や地上に舞い降りて餌をとります。
次に、オオセグロカモメの性別雌雄(メスオス)の見分け方についてお伝えします。
オオセグロカモメの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
オオセグロカモメのオス・メスは同色でなので、見分けるのが難しいですが、メスの方がほんの少し小ぶりです。
オオセグロカモメはオスメスと共に夏と冬では体の色が少し変わります。
夏のは背中と翼の上の方が青味がかった黒灰色をしていて、それ以外は白色です。
冬になると頭から首の後ろにかけての白い部分に黒褐色の縞模様が現れ、目の周りの色も濃く見えてきます。
最後は、オオセグロカモメとウミネコやセグロカモメとの違いや見分け方についてお伝えします。
オオセグロカモメとウミネコやセグロカモメとの違いや見分け方はなに?
オオセグロカモメ
セグロカモメ
ウミネコ
オオセグロカモメは体長が一番長く61cmでセグロカモメは60cm、ウミネコは47cmですので大きさ的にはウミネコとはハッキリ区別できます。
くちばしはオオセグロカモメ・セグロカモメは同じで黄色いくちばしの下の方の先に赤い点がありますが、ウミネコもよく似ていて黄色のくちばしの先に赤と黒の点がありますから、よく見ないと見分けるのが難しいです。
背中の色もどれも灰色でよく似ていますがオオセグロカモメは一番濃く、ほとんど黒です。
セグロカモメは淡い灰色、ウミネコは黒に近い灰色と、比較的区別しやすいです。
また足の色ですがオオセグロカモメ・セグロカモメはピンクでウミネコは黄色です。
オオセグロカモメはセグロカモメと同じ足の色をしていますが、オオセグロカモメの方が濃い色です。
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
オオセグロカモメのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは8個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①オオセグロカモメの画像(写真)!くちばしや巣の特徴は?英語名はなに?レッドリストに載っているの?
オオセグロカモメのくちばしの特徴は全体の色が橙黄色で、赤い斑点が先端にあります。
オオセグロカモメの巣はお皿のような形で枯れ草や枝・海草などで出来ています。
オオセグロカモメの英語名は「Slaty-backed gull」です。
オオセグロカモメは「準絶滅危惧種」に指定されています。
②オオセグロカモメの生息地(分布)はどこなの?どの季節で見ることができる?
オオセグロカモメはアジア東部のオホーツク海沿岸、中国東北部・ロシア南東部・朝鮮半島・日本列島などの極東アジアに生息しています。
日本の北部なら一年中、南部なら冬の時期に見ることができます。
③オオセグロカモメの寿命はどれぐらい?繁殖地や繁殖期はいつなの?
オセグロカモメの寿命は20年を超えるものも観察されています。
オセグロカモメの繁殖地は日本では主に北海道・東北地方の離島や岩場などです。
オセグロカモメの繁殖期は日本であれば5月~7月です。
④オオセグロカモメの雛(幼鳥)の特徴は?最大でどれくらいの体重や大きさ(体長)に成長するの?
オオセグロカモメのヒナは全身が灰褐色の羽毛で被われていて、淡い褐色の色が羽毛の周りについています。
オオセグロカモメが大人に成長すると体重が1.3kg前後になり、全長は61cmくらい、翼を広げると156cmになります。
⑤オオセグロカモメの鳴き声(さえずり)の特徴は?
オオセグロカモメの鳴き声は「キィーユ・キィーユ」とか「ミュー」など、ほかにも状況によってコミュニケーションのため、さまざまな鳴き声を出します。
⑥オオセグロカモメは飼育できるの?何を餌にしているの?
オオセグロカモメは飼育できます。
オオセグロカモメは雑食なので主に食べるのは魚ですが、甲殻類・昆虫あるいは他の鳥の卵を食べたりします。
⑦オオセグロカモメの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
オオセグロカモメのオス・メスは同色でなので、見分けるのが難しいですが、メスの方がほんの少し小ぶりです。
⑧オオセグロカモメとウミネコやセグロカモメとの違いや見分け方はなに?
体の大きさ・くちばしの色・足の色・背中の色で見分けられます。
体の大きさで見分けると、大きい順にオオセグロカモメ、セグロカモメ、ウミネコの順になります。
くちばしの色で見分けると、オオセグロカモメとセグロカモメは嘴の先に赤の色がありますが、ウミネコには黒と赤の色があります。
足の色で比べると、オオセグロカモメが濃いピンク色でセグロカモメは少し薄いピンク色、ウミネコは黄色になります。
背中の色で見分けると、オオセグロカモメが一番黒に近い灰色をしていてセグロカモメは薄い灰色、ウミネコは濃い灰色です。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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