みなさんこんにちは。
本日は、カナダガンの生態についてまとめていきたいと思います。
カナダガンはカモ目カモ科の鳥です。
漢字では「加奈陀雁」と書きます。
今回は、カナダガンについてのポイント、
以上10個の点についてお伝えします。
それでは、カナダガンの写真(画像)を見ていきましょう!
目次
- 1 カナダガンの画像(写真)!特徴は?学名や英語名はなに?
- 2 カナダガンは特定外来生物なの?既に日本では根絶された?日本に来た理由はなに?
- 3 カナダガンの生息地(分布)はどこなの?原産地はどこ?どの季節で見ることができる?
- 4 カナダガンの寿命はどれぐらい?繁殖期はいつなの?天敵はだれ?
- 5 カナダガンの雛(幼鳥)の特徴は?最大でどれくらいの体長に成長するの?
- 6 カナダガンの鳴き声(さえずり)の特徴は?
- 7 カナダガンの食性!何を餌にしているの?
- 8 カナダガンの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
- 9 カナダガンは食用なの?どんな味がするの?
- 10 カナダガンとシジュウカラガンの違いはなに?
- 11 カナダガンのまとめ!
カナダガンの画像(写真)!特徴は?学名や英語名はなに?
こちらがカナダガンです!
「カナダガモ」という別名もあります。
学名は「Branta canadensis」で英名は「Canada goose」です。
体長は75〜110cmで、ガンの中では大きな種で攻撃的な面をもっています。
頭や首は黒く、顔には白いラインが入っています。
体は全体的に茶色でクチバシは黒色、足は黒っぽい灰色です。
次に、カナダガンは特定外来生物なのかについてお伝えします。
カナダガンは特定外来生物なの?既に日本では根絶された?日本に来た理由はなに?
カナダガンが日本に持ち込まれたのは1985年頃で、商業施設などから逃げ出した個体が繁殖していきました。
2010年頃には主に関東で100万羽以上が定住し、農作物への被害やガチョウ・シジュウカラガンなどとの交雑が顕著になっていきます。
そして2014年にカナダガンの亜種「オオカナダガン」が特定外来生物に指定されました。
環境省などによる防除によって2015年12月に国内の生息数はゼロになり、根絶に成功しています。
次は、カナダガンの生息地(分布)はどこなのかについてお伝えします。
カナダガンの生息地(分布)はどこなの?原産地はどこ?どの季節で見ることができる?
カナダガンは主にカナダやアメリカ北部などで繁殖・生息しますが、イギリスやニュージーランド、アルゼンチンなどヨーロッパ北部でも生息しています。
淡水に近い環境を好みますが、敵が少なく餌に困らない都心などで生息する姿もみられます。
冬には渡り鳥としてアメリカ南部のサウスカロライナとメキシコ北部の中間に渡る姿を見る事ができます。
それでは、カナダガンの寿命はどれぐらいなのかについてお伝えします!
カナダガンの寿命はどれぐらい?繁殖期はいつなの?天敵はだれ?
ガンの野生下での寿命は10年〜24年ほどといわれていて、最も長寿命だった個体は31歳だという記録があります。
カナダガンの繁殖期は4月〜5月頃です。
水場の近くに営巣する事が多く、ときにはビーバーの巣の上に営巣する事もあります。
メスは2個〜9個ほどの卵を産卵し、30日程度の抱卵で孵化します。
一夫一妻で、生涯同じパートナーと過ごす場合が多いです。
カナダガンの天敵として、卵や雛を狙ってくるのはコヨーテやキツネ、アライグマやクマ、カラスなどが挙げられます。
一方で成鳥のカナダガンを獲物として狙ってくる敵は少ないですが、弱っている場合などにオオカミやコヨーテ、フクロウやワシに狙われる事があります。
それでは次に、カナダガンの雛(幼鳥)の特徴をお伝えします!
カナダガンの雛(幼鳥)の特徴は?最大でどれくらいの体長に成長するの?
カナダガンの雛は、孵化後すぐに歩いたり泳いだりする事が可能です。
雛は両親と、同じグループの成鳥に守られながら安全に育ちます。
生後9週間ほどで巣立ち、最大で110cm程度まで育っていきます。
次に、カナダガンの鳴き声(さえずり)の特徴についてお伝えします。
カナダガンの鳴き声(さえずり)の特徴は?
カナダガンは「ホーンク、ホーンク」などと聞こえる声で鳴きます。
繁殖期には巣に近づく敵に対し、猫のように「フーッ」「シャーッ」と鳴いて威嚇することがあります。
次は、カナダガンの食性!何を餌にしているのかについてお伝えします。
カナダガンの食性!何を餌にしているの?
カナダガンは主に草食で草や葉、豆や小麦、米などを好んで食べますが、魚類や昆虫を捕食することもあります。
また、都市部に生息する個体であればゴミを漁って食糧を確保する事が多いです。
それでは、カナダガンの性別雌雄(メスオス)の見分け方についてお伝えします!
カナダガンの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
カナダガンのオスとメスは体色がほぼ同じですが、オスの方が鳴き声がよく響くなどの違いがあります。
オスよりもメスの方が体が少し小さいですが、見た目では分からないと思われます。
また、オスよりもメスの方が繁殖期において巣に滞在する時間が長いです。
それでは次に、カナダガンは食用なのかをお伝えします!
カナダガンは食用なの?どんな味がするの?
カナダガンは食用として食べる事ができます。
実際に食べて「美味しくて脂肪分が少なく、上質の肉」だという人もいるようですが、イギリスの鳥類学協会は「最も食用に適さない鳥の1つ」だと言っています。
やはり人によって好き嫌いが分かれますね。
最後に、カナダガンとシジュウカラガンの違いをお伝えします。
カナダガンとシジュウカラガンの違いはなに?
カナダガンの方がシジュウカラガンよりも体が大きく、首とクチバシが長いです。
カナダガンの胸は淡い色ですが、シジュウカラガンの胸は灰褐色です。
また、シジュウカラガンの頭頂部は平らな四角で、成鳥の首には白いラインがあります。
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
カナダガンのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは10個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①カナダガンの画像(写真)!特徴は?学名や英語名はなに?
・「カナダガモ」という別名もある
・学名は「Branta canadensis」で英名は「Canada goose」
・体長は75〜110cmで、ガンの中では大きな種で攻撃的な面をもつ
・頭や首は黒く、顔には白いラインが入っている
・体は全体的に茶色でクチバシは黒色、足は黒っぽい灰色
②カナダガンは特定外来生物なの?既に日本では根絶された?日本に来た理由はなに?
・カナダガンが日本に持ち込まれたのは1985年頃で、商業施設などから逃げ出した個体が繁殖していった
・2014年にカナダガンの亜種「オオカナダガン」が特定外来生物に指定された
・環境省などによる防除によって2015年12月に国内の生息数はゼロになり、根絶に成功している
③カナダガンの生息地(分布)はどこなの?原産地はどこ?どの季節で見ることができる?
・カナダガンは主にカナダやアメリカ北部などで繁殖・生息しますが、イギリスやニュージーランド、アルゼンチンなどヨーロッパ北部でも生息している
・淡水に近い環境を好むが、敵が少なく餌に困らない都心などで生息する姿もみられる
・冬には渡り鳥としてアメリカ南部のサウスカロライナとメキシコ北部の中間に渡る姿を見る事ができる
④カナダガンの寿命はどれぐらい?繁殖期はいつなの?天敵はだれ?
・ガンの野生下での寿命は10年〜24年ほどといわれていて、最も長寿命だった個体は31歳だという記録があります。
・カナダガンの繁殖期は4月〜5月頃
・カナダガンの天敵として、卵や雛を狙ってくるのはコヨーテやキツネ、アライグマやクマ、カラスなどが挙げられる
・成鳥のカナダガンを獲物として狙ってくる敵は少ないが、弱っている場合などにオオカミやコヨーテ、フクロウやワシに狙われる事がある
⑤カナダガンの雛(幼鳥)の特徴は?最大でどれくらいの体長に成長するの?
・カナダガンの雛は、孵化後すぐに歩いたり泳いだりする事が可能
・雛は両親と、同じグループの成鳥に守られながら安全に育つ
・生後9週間ほどで巣立ち、最大で110cm程度まで育っていく
⑥カナダガンの鳴き声(さえずり)の特徴は?
・カナダガンは「ホーンク、ホーンク」などと聞こえる声で鳴く
・繁殖期には巣に近づく敵に対し、猫のように「フーッ」「シャーッ」と鳴いて威嚇することがある
⑦カナダガンの食性!何を餌にしているの?
・カナダガンは主に草食で草や葉、豆や小麦、米などを好んで食べるが、魚類や昆虫を捕食することもある
・都市部に生息する個体であればゴミを漁って食糧を確保する事が多い
⑧カナダガンの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
・カナダガンのオスとメスは体色がほぼ同じだが、オスの方が鳴き声がよく響くなどの違いがある
・オスよりもメスの方が体が少し小さいが、見た目では分からない
・オスよりもメスの方が繁殖期において巣に滞在する時間が長い
⑨カナダガンは食用なの?どんな味がするの?
・カナダガンは食用として食べる事ができる
・実際に食べて「美味しくて脂肪分が少なく、上質の肉」だという人もいるが、イギリスの鳥類学協会は「最も食用に適さない鳥の1つ」だと言っている
⑩カナダガンとシジュウカラガンの違いはなに?
・カナダガンの方がシジュウカラガンよりも体が大きく、首とクチバシが長い
・カナダガンの胸は淡い色で、シジュウカラガンの胸は灰褐色
・シジュウカラガンの頭頂部は平らな四角で、成鳥の首には白いラインがある
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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