シジュウカラの生態!鳴き声や飼い方など13つのポイント!








 

みなさんこんにちは。

今回は、シジュウカラについてお伝えします。

 

皆さんはシジュウカラという鳥をご存知ですか?

 

シジュウカラは漢字で書くと四十雀、スズメと書いてカラと読むなんて初めて知ったという方が多いのではないでしょうか?

また、鳴き声を駆使して正確な会話をするという人間のようなこともできます。

 

相当賢い鳥なんですね!

 

今回はそんなシジュウカラについて!

①シジュウカラの写真!
②シジュウカラの鳴き声の特徴は?
③シジュウカラの幼鳥の特徴は?
④シジュウカラのオスとメスの違いは?
⑤シジュウカラの飼い方は?
⑥シジュウカラは何を餌にしているの?
⑦シジュウカラのオススメの巣箱は?
⑧シジュウカラの巣の高さはどれくらいにする?
⑨シジュウカラの繁殖期はいつなの?
⑩シジュウカラの寿命はどれぐらいなの?
⑪シジュウカラに似た鳥は何がいる?
⑫シジュウカラの名前の由来って?
⑬シジュウカラは英語でなんていうの?漢字は?

 

以上13個のポイントでまとめました!

まずはシジュウカラの写真から見ていきましょう!

 

シジュウカラの写真!

 

 

こちらがシジュウカラです!

白と黒がくっきり分かれていてキレイですよね!

 

シジュウカラは感じの四十雀からも分かる通りスズメ目に入るシジュウカラ科シジュウカラ属に属する鳥です。

 

日本や韓国を含む東アジアからロシア極東に分布している鳥ですね。

 

写真の通り前面は白い頬と喉から腹部に真っすぐ伸びる黒い縦線が特徴的です。

背面は首の下から渋めの黄緑色が広がっており翼は黒と白のラインが交錯しています。

 

全長は約14センチ程でやはりスズメと同程度のサイズですね。

 

通常は留鳥ですが寒冷地に住む個体や食料の量によっては渡りを行うこともあるようですよ。

特徴的な見た目ですから見かけたらすぐにシジュウカラと分かりそうですよね!

 

見た目の特徴はこれでばっちりですね!

 

次にシジュウカラの鳴き声の特徴をお伝えします!

 

シジュウカラの鳴き声の特徴は?

 

シジュウカラの鳴き声は甲高い声でよく通る鳴き声です。

 

文字に起こすと「ツィピー」というような鳴き声で連続で鳴くこともあります。

 

冒頭でもお話した通りシジュウカラは言語を持つ唯一の鳥なんです!

知能の高いチンパンジー等も異なる鳴き声を連続させて仲間にメッセージを発することがありますが、

 

このシジュウカラがすごいのは文法が存在することなんですね!

異なる鳴き声の組み合わせにパターンがあり人間の主語、述語のような組み合わせ方をします。

 

そのため言語学の面でもとても貴重な動物になっているようです。

 

まさかと思うような鳴き声の特徴でしたね!

見た目、鳴き声と分かったら次は少し踏み込んで見ていきましょう!

 

次に、シジュウカラの幼鳥の特徴をお伝えします!

 

シジュウカラの幼鳥の特徴は?

 

 

こちらがシジュウカラの幼鳥ですね!

 

幼鳥は成鳥に比べてやはり羽毛が柔らかくボサッとした印象を受けます。

 

また、成鳥の大きな特徴である全面の縦線もあまりくっきりとしていません。

腹部の白い部分も成鳥に比べると黄色みがかかっています。

 

一瞬で見分けるのは難しそうですが、バードウォッチングのようにしっかり見れば判別できそうですね!

 

ヒナから少し育った状態である幼鳥は半人前といった状態で成鳥の色に変わっていく途中形態です。

人で言うとケツの青さも取れない子供ですがシジュウカラは腹の黄色も取れない幼鳥なんですね!

 

では、この幼鳥の両親である成鳥のオスとメスには違いhじゃあるのでしょうか?

 

次は、シジュウカラのオスとメスの違いをお伝えします!

 

シジュウカラのオスとメスの違いは?

 

オスとメスに違いがあるというと最初にお見せしたのはオス?メス?と気になってしまいますよね!

 

実は最初にお見せした画像はオスの写真なんです。

そしてメスの写真がこちらです!

 

 

一見何の違いもないように見えてしまいますよね。

注目するのは真ん中の縦線なんです!

 

最初の画像に比べて細いのが分かりますか?

 

オスとメスの違いはこの縦線でオスは太くメスは細いんです。

 

やはりオスの方が威厳のあるデザインになっていくんですかね?

背面からは分かりませんが前面からなら分かりやすい違いですよ!

 

オス、メス、幼鳥と特徴がつかめましたね!

 

見た目もなかなかキレイですから飼ってみたいという方も多い気がします。

 

次に、シジュウカラの飼い方をお伝えしましょう。

 

シジュウカラの飼い方は?

 

まず話しておかなければならないのが野鳥の飼育は鳥獣保護法によって禁止されています。

 

ですからもし飼いたいと思っても外で見かけたシジュウカラを捕獲したりしてはいけませんよ!

 

じゃあ飼育は無理なの?と思いますよね。

ですが輸入した個体なら飼育は可能なんです!

 

ペットショップなどで輸入許可証付きであれば合法的に飼育できます。

 

そして気になる飼育方法で気を付けなければならないのが狭いゲージに2羽で飼うのは危険ということです。

おとなしそうな外見とは裏腹にシジュウカラは闘争性が高く肉食の鳥です。

 

つまり、共食いをしてしまう危険性があるんですね…

 

あまり信じたくはありませんし目撃するのなんてまっぴらでしょうから飼う時は十分気を付けてくださいね!

飼育が可能なのは嬉しいですが想像もしなかった危険が潜んでいましたね…

 

さて、飼育できると分かったらもちろん餌についても把握しておきたいですよね!

 

次はシジュウカラは何を食べているのかをお伝えします!

 

シジュウカラは何を餌にしているの?

 

先ほど肉食と言いましたが植物もきちんと食べます。

 

つまりシジュウカラの食性は雑食なんですね。

果実、種子、昆虫やクモを食べます。

 

昆虫やクモを食べる姿はあまり想像したくありませんが共食いよりははるかにマシですよね…

 

ちなみに飼育する際の餌としてはすり餌が好ましいそうです。

すり餌単体ではあまり好みませんので種子や虫なんかを混ぜてみるといいそうですよ!

 

シジュウカラは人間の住む市街地にもよく姿を現します。

 

そのため巣箱なんかを置いたりすると住んでくれることもあるようです!

 

飼育するほどでもないけど近くで見たいという方もいると思います。

ではシジュウカラの巣箱についてお伝えしましょう!

 

シジュウカラのオススメの巣箱は?高さはどれくらいにする?

 

シジュウカラは最も巣箱を利用する鳥としても知られています。

 

自分で巣箱を作るも良し、出来上がっている巣箱を買うも良しですね!

 

注意しなければならないのは入口の大きさや角度、人間の家でも同じようにやはり雨水が入ってきてしまうのはよくありません。

また、外敵が侵入しにくい設計、設置も必須になります!

 

シジュウカラの大きさにあった入口にして高さも2.5メートルほどがいいようですね。

 

人間のいたずらに合わず猫や蛇のような外敵のいない場所となると上記の高さに加えて枝の無い場所に設置するのがベストですね!

 

自分の設置した巣箱に住み着いてくれた時には感動の一言でしょう。

しかしただ設置しても巣を作る時期ではなかったら言わずもがな住んではくれませんよね!

 

次は巣を作る時期の把握に必要な知識、シジュウカラの繁殖期について説明していきましょう!

 

シジュウカラの繁殖期はいつなの?

 

シジュウカラの繁殖期は3月下旬から7月中旬にかけてと言われています。

 

また年に二回産卵を行うこともあるようですよ。

 

繁殖期に入るとツガイになったシジュウカラは続々と巣作りに励むようになるので巣箱を設置する時期は2月から3月がいいでしょう。

4月に入っても遅いというわけではありませんが、より確実に住んでもらいたいとなると早いに越したことはありませんよね!

 

シジュウカラの多い場所を見極め適格に設置することが求められますね。

飼育や巣箱とシジュウカラは人間とのかかわりが多い鳥なんですね!

 

そうなるとやっぱりシジュウカラの寿命についても気になりますよね?

次は、シジュウカラの寿命をお伝えします。

 

シジュウカラの寿命はどれぐらいなの?

 

どの野鳥もそうですが野生かペットかで平均寿命は大きく異なるんです。

 

野生で見るとシジュウカラの寿命は1.7年ととても短いです。

 

では野生のシジュウカラが皆2年弱で死んでしまうのかというとそうではありません。

長く生きる個体もいますが圧倒的に1年未満で死んでしまう個体が多いんですね。

 

シジュウカラのように小さな鳥は生活しているだけで危険と隣り合わせです。

外敵の攻撃や様々な事故にあうことは決して珍しくなく長生きすること自体が難しいのが現実です。

 

では飼育した際の寿命はというと7~10年ほどです。

 

犬や猫の寿命と比べてみると体の割にかなり長生きな気がしますよね!

飼育する際は何とか天寿を全うさせてあげたいですね。

 

シジュウカラの生態や特徴はもうばっちりではないでしょうか?

ここからは少し雑学に入っていきましょうか!

次にシジュウカラに似た鳥をお伝えします。

 

シジュウカラに似た鳥は何がいる?

 

シジュウカラによく似た鳥というとヒガラが似ているといえるでしょう。

 

 

こちらがそのヒガラです背面は首元のあたりが灰色ですが翼の模様や頬が白い等シジュウカラと似た特徴を持っています。

 

しかし腹部の縦線がなく前面から見たら間違うことはなさそうですね!

 

またシジュウカラよりも小型で毛並みも少し乱れていますからバードウォッチングに慣れた人であればすぐに見分けてしまうかもしれませんね!

 

このヒガラも巣箱を利用することで知られています。

見られる地域も似ていることからシジュウカラのために巣箱を設置したらヒガラが住んでいたなんてこともあるかもしれませんよ?

 

コガラ、ヤマガラとカラ類の鳥は他にもいますが一番似ているのはやはりこのヒガラだと思います。

 

冒頭でも書いた通りシジュウカラは漢字で四十雀、どうしてこの名前になったんでしょうか?

次はシジュウカラの名前の由来をお伝えします。

 

シジュウカラの名前の由来って?漢字は関係あるの?

 

四十雀の由来は平安時代まで遡ります。

 

平安時代には「シジウカラメ」と呼ばれており室町時代に入ると「シジウカラ」と呼ばれるようになりました。

 

これが現在の四十雀の原型なんです。

つまり四十は当て字だったんですね…

 

意味ありげな漢字とは裏腹に無理やり漢字を当てはめただけのようです。

 

ちなみにゴジュウカラという鳥もいますがこちらもシジュウカラと似ているというのが名前の由来なんだそうです。

 

…あまり似ていないんですがね。

それでは最後にシジュウカラの英名をお伝えしましょう!

 

シジュウカラは英語でなんていうの?

 

シジュウカラの英語は「Japanese tit」と言います。

 

このtitはシジュウカラ科の鳥を指す言葉で和訳するとそのまま「日本のシジュウカラ」となります。

このことから日本以外にも別種のシジュウカラがいることが把握できますね!

 

その他にもアオガラでしたら「Blue tit」のように呼ばれています。

 

雑学も含めてかなりシジュウカラに詳しくなったのではないでしょうか!

それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう!

 

シジュウカラのまとめ!

 

今回紹介したシジュウカラは!

①白い頬と腹部に走る黒い縦線が特徴的!
②さえずりは「ツィピー」、鳴き声に文法が存在する珍しい鳥!
③幼鳥はお腹の線があんまり見えない、黄色がかった頬と柔らかい羽毛が可愛い!
④腹部の縦線が目印!威厳ある太いオスと細く可憐なメス!
⑤輸入許可証付きなら飼育可能!共食いには十分注意を…
⑥食性は雑食!果実から昆虫類まで何でも食べます!
⑦巣箱は屋根付きがGOOD!外敵が来ない場所に設置しましょう!
⑧巣箱の高さは大体2.5メートル程が好ましいでしょう!
⑨繁殖期は3月下旬から7月中旬!
⑩寿命は野生で平均1.7年!飼育なら7~10年!
⑪ヒガラがシジュウカラのそっくりさん!お腹の縦線の有無で見分けましょう!
⑫名前の由来はただの当て字?もともとは「シジウカラ」って呼ばれてました!
⑬英名は「Japanese tit」!

 

いかがでしたでしょうか?

普段中々野鳥に触れる機会ってありませんよね?

 

これを読んで少しでも野鳥に興味を持っていただけたら嬉しいです!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

2 件のコメント

  • 我が家にはシジュウカラの巣箱が庭の立ち木、3.5mの高さに設置してあります。今年の5月初めのころに営巣を始めて20日ごろに雛がかえりました。傍によると樹上から雛の「さえずり」がほほえましく聞こえてきます。今日、夕時少し前不思議な光景が目に入りました。親鳥が餌を加えたままホバリングを繰り返して中に入りません。なぜか不穏な空気にひかれて注視していると、入り口に一瞬白く冷たい感じの動態が光った様に見えました。雛は巣箱の底にたたずんでいるので雛ではありません。親鳥は2羽とも巣箱の外で頻りに中の雛を心配しているようです。(今にも入り込む?突撃?)次第に緊迫感が親鳥から感じられました。絶えず入り口につかまり中の雛を心配している親鳥の立ち回りの隙間に、とうとうその正体が現れました。入り口に顎をのせた蛇の頭が出たのです。一瞬で身が引けました。とっても怖かったです。親鳥の気持ちが想像に難くありません。しかし、どうにかしなくてはなりません。驚きとは裏腹に、よくよく見てみるとその蛇の頭部は入り口の径からまだ幼さが感じられました。雛はさえずりが聞こえて10日は過ぎています。目はあかなくても羽も生えてそこそこの大きさになっているはず。蛇の餌食にはまだまだ早いか!?久しぶりの勇気を奮い起こして、親鳥にはかわいそうです気持ち悪さよりも雛のことが心配で、入り口にクラフトテープを貼り付け巣箱を取り外して蛇を撃退しました。とっても気持ち悪かったです!!気になる雛は⁉すかさず屋根を取り払って中を確認。なんと柔らかい巣の中、底にへばり伏せて皆無事な姿を見て取れました。安堵のため息と蛇のお腹も膨れていなかったので、被害は、親鳥の「心配」だけでした。振り返って樹上を見上げて親鳥を探しましたが、姿が見えません。別の心配へと心が縛られました。早速屋根を取り付けて元の場所へ!?でもこの場所でよいものか?再びの悲劇の訪れが脳裏によぎります。それに親鳥が傍にいません。しっかりと取り付けて様子をうかがっていました。すでに夕方、辺りの鳥たちの声も聞こえなくなっていました。帰ってこない親鳥たち。ひっそりとして怖さのどん底にうずくまっている雛たちに、いちばんの親鳥の温もりを想像してやみません、この後どうしたらよいでしょう。

  • マンションの2階に住んでいるのですが、ベランダの柵に四十雀が止まって甲高いギ―と一声叫んでいくことが続いたので猫のカリカリ餌をお皿に入れておいてみました。
    それから毎日ギーと必ず挨拶して食べていきます。時々仲間が来て3匹で食べていくこともあります。
    写真や動画に取りたくて組おおっと構えると気配を感じるらしく飛んで行ってしまい成功しません。
    挨拶するから来ることが分かるのが面白いです。
    猫を飼っていたのですが逝ってしまって安全になったので餌を置いてみたのですが慰めてもらっています。
    四十雀の言葉のことはラジオ番組で研究者の方の話を聞いたことがあります。
    たしか蛇の襲来の危機を仲間に知らせる声の話でした。
    ここに安全な食べ物があるよと仲間に知らせる声があの甲高いギーという声なのでしょうか。
    ネット検索した写真よりスマートな感じです。やせているのかな?

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