【ケツァール(鳥)の生態!】鳴き声や羽根の特徴について等8個のポイント!








 

みなさんこんにちは。

本日は、ケツァール(鳥)の生態についてまとめていきたいと思います。が

 

ケツァールという一風変わったその名は、その昔中南米のアステカ文明がスペイン人に侵略されるまで使われていた「ナワトル語」の「quetzalli」が由来です。

その姿はしばしば“最も美しい鳥類”と称されるほどで、特に中米コスタリカがこの鳥を見る観光スポットとして名を馳せています。

西洋諸国がアメリカ大陸に侵略する前はアステカ人より「神の使い」と称されたほどで、さほど大柄な鳥でないにも拘らず現在も中南米諸国の国民から神格化される鳥となります。

そんな美しさと奇妙な特徴や逸話を兼ね備える鳥『ケツァール』…その実情に迫っていきましょう。

 

今回は、ケツァール(鳥)についてのポイント、

①ケツァールの画像(写真)!飛ぶ姿や羽根やくちばしの特徴は?国鳥なの?火の鳥のモデルになった?和名や漢字や英語名はなに?
②ケツァールの生息地(分布)はどこなの?動物園で見ることはできる?日本の秋田にいる?どの季節で見ることができる?
③ケツァールの寿命はどれぐらい?繁殖地や繁殖期はいつなの?見ると幸せになる?レッドリスト(絶滅危惧種)に載っているの?
④ケツァールの雛(幼鳥)の特徴は?最大でどれくらいの体長や大きさに成長するの?
⑤ケツァールの鳴き声(さえずり)の特徴は?
⑥ケツァールは飼う(飼育)ことができるの?何を餌(食べ物)にしているの?
⑦ケツァールの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
⑧ケツァール値段や販売価格はいくらぐらいなの?

 

以上8個の点についてお伝えします。

それでは、ケツァール(鳥)の写真(画像)を見ていきましょう!

 

ケツァールの画像(写真)!飛ぶ姿や羽根やくちばしの特徴は?国鳥なの?火の鳥のモデルになった?和名や漢字や英語名はなに?

 

写真が最も美しい鳥「ケツァール」を収めたものです。

 

大好物のアボガドの原種を食べるケツァールの画像です。

 

ケツァールは基本的に外見から雌雄差が見て取れるほど、オス・メスと特徴が異なります。

 

基本的に体長は約30cmほどですが、繁殖期のオス個体は非常に長い飾り羽が発達し90cmほどになるので、非常に優雅に舞うように飛翔します。

若鳥は巣立ちから約3~6年待たないとこの飾り羽はできず、そもそもメスは最初から持つことがないため、繁殖期のオスのみ飾り羽をくねらす美しい飛翔方法を行います。

ややメスの方が地味な体色ですが…それでもケツァールの羽根は“エメラルドグリーン状”であり、世界一美しい鳥の名に恥じない色味を持ちます。

そのクチバシは小さく見えますが、アボガドの原種であるリトルアボガドが大好物であり、短い割には大口を開けることが可能です。

 

またケツァールは中米“コスタリカ”の国鳥であり、コスタリカでは通貨単位にももちいられているほどです。

 

ケツァールに関しては昭和の漫画家「手塚治虫」が書いた『火の鳥』のモデルなのでは?と言われる事もありますが、明確には明らかになっていません。

 

ただ様々な情報を統合すると博識な手塚治虫がこの鳥を知っているのも最もなことで、神の鳥と祀られていることから信憑性は高いでしょう。

この噂の真相は鳳凰の一種とも言われる中国の伝説上の鳥『鸞』の外観にケツァールが合致するとの指摘から生じており、邦作の「火の鳥」と何らかの関連性があるのでしょうか?

 

ケツァールの和名は『カザリキヌバネドリ』と言い、漢字表記は『飾絹羽鳥』…英語名は『Resplendent Quetzal』と言います。

 

次に、ケツァール(鳥)の生息地(分布)はどこなのかについてお伝えします。

 

ケツァールの生息地(分布)はどこなの?動物園で見ることはできる?日本の秋田にいる?どの季節で見ることができる?

 

ケツァールの生息地は非常に限られています。

 

生息国はメキシコ・パナマ・コスタリカ等の中南米の山岳地帯の森林内です。

中南米のメキシコ南部からパナマ西部にかけて、限定的に生息しています。

 

当然ですがケツァールは日本の秋田には生息しません。

 

ただ秋田市南通の総合保険代理店「ケツァール」事務所内の壁に、鮮やかな緑色の鳥「ケツァール」が一羽描かれています。

これは同社がコロナ禍の折に美大生のために提供したもので、秋田公立美術大の2年生6人が壁一面に見事なケツァールの絵画を描いています。

 

またケツァールは非常に飼育の難しい鳥です。

 

更にワシントン条約のサイテスにより厳重保護されているので、商業目的での取引は国際上一切禁止されています。

そのため日本の動物園で取り扱う事は2重の意味で困難であり、飼育している場所は皆無です。

この美しい鳥『ケツァール』を目にするためには、直接現地に行き野生の姿を観察するしかありませんね。

 

ケツァールは中南米の留鳥で、年間を通し観察可能です。

 

ただ12月から翌年4月までが好物のアボガド原種が実り、尚且つオスの装飾羽根が一番目立つ繁殖期に当たります。

もし現地に赴くのならこの季節が最もベストシーズンと言えるでしょう。

 

次に、ケツァール(鳥)の寿命はどれぐらいなのかについてお伝えします。

 

ケツァールの寿命はどれぐらい?繁殖地や繁殖期はいつなの?見ると幸せになる?レッドリスト(絶滅危惧種)に載っているの?

 

ケツァールが木の洞などを器用に使い子育てをしている画像です。

 

ケツァールは近年の森林伐採・開発事業などで徐々に目にかかる事も少なくなり、出会えれば幸せになれるという縁起的な象徴としての意味合いも持つようになりました。

古代アステカにおいて農耕神ケツァルコアトルの使いとしてケツァールは位置付けられ、その羽毛を身につけることは最高位の聖職者と王だけに許された特権だった…という事も多分に関係しているのでしょう。

 

ケツァールの寿命は30年とも言われていますが飼育が難しくその実態は不明点が多いのですが、生後5~6年で繁殖可能な事から確実性はありませんが一応の納得はいくのではないのでしょうか?

 

次にケツァールの繁殖についてです。

 

前項で述べましたがケツァールが最も顕著に観察できるコスタリカでは、12月~翌年4月が繁殖期に当たります。

そして繁殖地ですが、こちらもケツァールの人工飼育のハードルを上げている一番の要因です。

山岳地帯に住む鳥類ですが熱帯雨林気候らしく、雨季・乾季…そして非常に高い湿度、これらの環境的要因が合わさらなければ繁殖には到りません。

 

ケツァールは繁殖期以外は単独行動でつがいをつくる事は一切ありません。

 

この時期に求愛を行い、その90~120cmにまで達する飾り羽根を用いメスに求愛を行います。

巣はキツツキの放棄巣をそのまま使用するか、ケツァール自身が適当な洞をクチバシで造成し産卵・雛を育てる準備に取り掛かります。

メスは青い卵を2~3個ほど産み、オスメスで交互に17~19日間ほど暖め雛が孵化します。

その後も夫婦共同で雛に餌を与え、概ね3週間ほどで巣立ちに至る事が明らかになっています。

 

この様に生息環境の特殊さ…そして十分な木がなければ巣作りが行えない脆弱さ、そして巣立ちから最低5~6年は性成熟しません。

 

これに山岳地帯の森林開発等が追い打ちをかけ、ケツァールは残念ながら滅多に目にできない絶滅危惧種に足を踏み入れています。

一応、IUCNの指針では辛うじて絶滅危惧種には入ってはいないのですが…データが2001年と21年前の物であり、イマイチ現状にそぐわない評価となっています。

 

次は、ケツァール(鳥)の雛(幼鳥)の特徴についてお伝えします。

 

ケツァールの雛(幼鳥)の特徴は?最大でどれくらいの体長や大きさに成長するの?

 

ケツァールの親子の写真です。

 

ケツァールの雛はきらびやかな親とは異なり全身綿毛に包まれています。

 

前項でお話したように成長スピードはかなり速く、孵化後3週間が経つと直ぐに巣立ちをします。

この期間に羽毛は生え揃うのですが、成熟まで5~6年、メスを惹きつける飾り羽を得るまでもそれまでかかってしまいます。

そのためケツァールが子孫を残すには、かなり時間がかかると推測されているのです。

 

雛がすっかり巣立ちの準備が整った3週間の間には、すくすく成長しほぼ親鳥と変わらず30cmほどの大きさまで育ちます。

 

次は、ケツァール(鳥)の鳴き声(さえずり)の特徴についてお伝えします。

 

ケツァールの鳴き声(さえずり)の特徴は?

 

ケツァールの鳴き声(さえずり)は基本単独行動を行う鳥なので、さえずりと警戒音等が最も分かりやすく耳にできます。

 

縄張り意識が強く「キョキョキョキョキョキョ…!!」と連続して鳴き、テリトリーを大幅に自己主張します。

またさえずり?も「ワッ!ワッ!」とけたたましい音を発します。

広大な中南米の土地に比例し、どの鳴き声・さえずりもそれなりに広範囲に響かなくてはならないようですね。

 

それでは、ケツァール(鳥)は飼う(飼育)ことができるのかについてお伝えします!

 

ケツァールは飼う(飼育)ことができるの?何を餌(食べ物)にしているの?

 

ケツァールはワシントン条約で国際商取引が完全に規制されているので、飼育することは絶対にできません。

 

国内の動物園で一切見かけないのも、サイテス入りしているという事情が色濃くあります。

仮に個人で飼育するとなると、莫大な資金をかけた動物園級の設備が必須です。

そもそも動物園ですら飼育に躊躇するケツァールを、一個人が飼えるはずもありません。

 

ケツァールの食性ですが何でも食べる『雑食性』です。

昆虫やクモ・ミミズ…果てにはトカゲやカエルなどの爬虫両生類も食べ、果実や種子も積極的に食します。

 

それでは次に、ケツァール(鳥)の性別雌雄(メスオス)の見分け方をお伝えします!

 

ケツァールの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?

 

ケツァールのペア写真です。

 

ケツァールの性別判定はかなり容易です。

 

まず繁殖期が最も顕著でオス個体は30cmの全長しかないにも関わらず、60~90cmの飾り羽を持つので容易に判別可能です。

また他の季節でもオスの方がクッキリとしたエメラルドグリーンに深紅色の腹部を持ち、一見地味なメス個体とは全く違う容姿をしています。

メスの方が一回りほど小型であること、そしてオスと比較するとややくすんだ色に見えることも、通年通し判別材料となります。

 

最後に、ケツァール(鳥)の値段や販売価格はいくらぐらいなのかをお伝えします!

 

ケツァールの値段や販売価格はいくらぐらいなの?

 

ケツァールはサイテス入りしており、国際間の商取引が禁止されているため値段や販売価格というものはあり得ません。

現地では違法にペット用に密漁する犯罪者もいるそうですが、古くから神の鳥と称されているように、罰則もかなり苛烈なものであると言われています。

 

それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!

 

ケツァール(鳥)のまとめ!

 

いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは8個ありました。

覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!

 

①ケツァールの画像(写真)!飛ぶ姿や羽根やくちばしの特徴は?国鳥なの?火の鳥のモデルになった?和名や漢字や英語名はなに?

基本的に体長は約30cmほどですが、繁殖期のオス個体は非常に長い飾り羽が発達し90~120cmほどになるので、非常に優雅に舞うように飛翔します。

若鳥は巣立ちから約3年ないし5~6年待たないとこの飾り羽はできず、そもそもメスは最初から持つことがないため、繁殖期のオスのみ飾り羽をくねらす美しい飛翔方法を行います。

ややメスの方が地味な体色ですが…それでもケツァールの羽根は“エメラルドグリーン状”であり、世界一美しい鳥の名に恥じない色味を持ちます。

そのクチバシは小さく見えますが、アボガドの原種であるリトルアボガドが大好物であり、短い割には大口を開けることが可能です。

ケツァールは中米“コスタリカ”の国鳥であり、コスタリカでは通貨単位にももちいられているほどです。

昭和の漫画家「手塚治虫」が書いた『火の鳥』のモデルなのでは?と言われる事もありますが、明確には明らかになっていません。

この噂の真相は鳳凰の一種とも言われる中国の伝説上の鳥『鸞』の外観にケツァールが合致するとの指摘から生じており、邦作の「火の鳥」と何らかの関連性があるのでしょうか?

ケツァールの和名は『カザリキヌバネドリ』と言い、漢字表記は『飾絹羽鳥』…英語名は『Resplendent Quetzal』と言います。

 

②ケツァールの生息地(分布)はどこなの?動物園で見ることはできる?日本の秋田にいる?どの季節で見ることができる?

生息地は非常に限定的です。

生息国はメキシコ・パナマ・コスタリカ等の中南米の山岳地帯の森林内です。

中南米のメキシコ南部からパナマ西部にかけて、限定的に生息しています。

当然ですが国内秋田県には生息しません。

ただ秋田市南通の総合保険代理店「ケツァール」事務所内の壁に、鮮やかな緑色の鳥「ケツァール」が一羽、秋田公立美術大により描かれています。

コロナ禍によりこの会社が提供したそうです。

ケツァールは非常に飼育の難しい鳥です。

ワシントン条約のサイテスにより厳重保護されているので、商業目的での取引は国際上一切禁止されています。

そのため日本の動物園で取り扱う事は2重の意味で困難であり、飼育している場所はありません。

ケツァールを目にするためには、直接現地に行き野生の姿を観察するしかありませんね。

ちなみに中南米の留鳥で、年間を通し観察可能です。

12月から翌年4月までが好物のアボガド原種が実り、尚且つオスの装飾羽根が一番目立つ繁殖期に当たります。

もし現地に赴き観察するならこの時期がベストシーズンです。

 

③ケツァールの寿命はどれぐらい?繁殖地や繁殖期はいつなの?見ると幸せになる?レッドリスト(絶滅危惧種)に載っているの?

ケツァールは近年の森林伐採・開発事業などで徐々に数を減らし、出会えれば幸せになれるという縁起的な意味合いも持つようになりました。

古代アステカにおいて農耕神ケツァルコアトルの使いとしてケツァールは位置付けられ、その羽毛を身につけることは最高位の聖職者と王だけに許された特権だった…という事も多分に関係しているのでしょう。

寿命は約30年とも言われていますが飼育が難しくその実態は不明点が多いのですが、生後5~6年で繁殖可能な事から確実性はありませんが一応の納得はいくのではないのでしょうか?

繁殖についてですがコスタリカでは、12月~翌年4月が繁殖期に当たります。

繁殖地ですが山岳地帯に住む鳥類であり現地の熱帯雨林気候らしく、雨季・乾季…そして非常に高い湿度、これらの環境的要因が合致しなければ繁殖はできません。

繁殖期以外はほぼ単独行動なので、この時期に求愛を行い、その90~120cmにまで達する飾り羽根を用いメスに求愛を行います。

巣はキツツキの放棄巣をそのまま使用するか、ケツァール自身が適当な洞をクチバシで造成し産卵・雛を育てる準備に取り掛かります。

メスは青い卵を2~3個ほど産み、オスメスで交互に17~19日間ほど暖め雛が孵化します。

その後も夫婦共同で雛に餌を与え、概ね3週間ほどで巣立ちに至る事が明らかになっています。

近年は山岳地帯の森林開発等が追い打ちをかけ、ケツァールは残念ながら滅多に目にできない絶滅危惧種に足を踏み入れています。

一応、IUCNの指針では辛うじて絶滅危惧種には入っていないものの21年前のデータなので現状にそぐわない点が見られます。

 

④ケツァールの雛(幼鳥)の特徴は?最大でどれくらいの体長や大きさに成長するの?

雛はきらびやかな親とは異なり全身灰褐色の綿毛に包まれています。

成長スピードはかなり速く、孵化後3週間が経つと直ぐに巣立ちをします。

この期間に羽毛は生え揃うのですが、成熟まで5~6年、メスを惹きつける飾り羽を得るまでもそれまでかかってしまいます。

そのためケツァールが子孫を残すには、かなり時間がかかると推測されているのです。

雛がすっかり巣立ちの準備が整った3週間の間には、すくすく成長しほぼ親鳥と変わらず30cmほどの大きさまで育ちます。

 

⑤ケツァールの鳴き声(さえずり)の特徴は?

鳴き声(さえずり)は基本単独行動を行う鳥なので、さえずりと警戒音が最も分かりやすく耳にできます。

縄張り意識が強く「キョキョキョキョキョキョ…!!」と連続して鳴き、テリトリーを大幅に自己主張します。

またさえずり?も「ワッ!ワッ!」とけたたましい音を発します。

広大な中南米の土地に比例し、どの鳴き声・さえずりもそれなりに広範囲に響かなくてはならないようですね。

 

⑥ケツァールは飼う(飼育)ことができるの?何を餌(食べ物)にしているの?

ケツァールはワシントン条約で国際商取引が完全に規制されているので、飼育することは絶対にできません。

食性ですが何でも食べる『雑食性』です。

昆虫やクモ・ミミズ…果てにはトカゲやカエルなどの爬虫両生類も食べ、果実や種子も積極的に食します。

 

⑦ケツァールの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?

性別判定はかなり容易です。

まず繁殖期が最も顕著でオス個体は30cmの全長しかないにも関わらず、60~90cmの飾り羽を持つので容易に判別可能です。

また他の季節でもオスの方がクッキリとしたエメラルドグリーンに深紅色の腹部を持ち、一見地味なメス個体とは全く違う容姿をしています。

メスの方が一回りほど小型であること、そしてオスと比較するとややくすんだ色に見えることも、通年通し判別材料となります。

 

⑧ケツァール値段や販売価格はいくらぐらいなの?

サイテスで国際的に商用取引禁止なので値段は一切付きません。

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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