【軍鶏(シャモ)の生態!】飼育方法やオスメスの違いについて等8個のポイント!








 

みなさんこんにちは。

本日は、軍鶏(シャモ)の生態についてまとめていきたいと思います。

 

日本人にとって軍鶏(シャモ)と言えば「軍鶏鍋」や「軍鶏の水炊き」という様に、その食生活に非常に密接な関係があります。

その反面「闘鶏」と呼ばれる見世物で有名であり、そのルーツや生態などに深く言及できる方は少ないのではないでしょうか?

 

今回は、軍鶏(シャモ)についてのポイント、

①軍鶏(シャモ)の画像(写真)!特徴は?英語名はなに?カロリーはどれくらい?地鶏や鶏肉との違いはなに?
②軍鶏(シャモ)の生息地(分布)はどこなの?どの季節で見ることができる?
③軍鶏(シャモ)の寿命はどれぐらい?繁殖地や繁殖期はいつなの?天然記念物なの?
④軍鶏(シャモ)の雛(幼鳥)の特徴は?最大でどれくらいの体長や大きさに成長するの?
⑤軍鶏(シャモ)の鳴き声(さえずり)の特徴は?
⑥軍鶏(シャモ)はペットにできる?飼育方法(飼い方)は?何を餌(食べ物)にしているの?
⑦軍鶏(シャモ)の性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
⑧軍鶏(シャモ)の値段や販売価格はいくらぐらいなの?有精卵は販売されているの?

 

以上8個の点についてお伝えします。

それでは、軍鶏(シャモ)の写真(画像)を見ていきましょう!

 

軍鶏(シャモ)の画像(写真)!特徴は?英語名はなに?カロリーはどれくらい?地鶏や鶏肉との違いはなに?

 

写真は軍鶏(シャモ)のペアです。

 

軍鶏(シャモ)は言わずと知れたニワトリの仲間です。

あまり知られていませんが、ニワトリは本来「キジ目キジ科ヤケイ(夜鶏)属」の鳥を家畜化したものの総称を指し、個別の種の名称ではありません。

 

ちなみに軍鶏(シャモ)は英語では、ほぼ直訳の「Shamo chicken」と呼ばれています。

 

軍鶏(シャモ)は江戸時代にタイから持ち込まれた鶏の一種がルーツです。

その当時タイは「シャム」と呼ばれており、それが語源となり軍鶏(シャモ)という名がつきました。

 

闘鶏用として持ち込まれた由来から「軍」鶏という当て字が使われており、オスの闘争心は他の品種と比べ物にならないほど激しいものです。

 

江戸時代は、闘鶏に向かない気の弱い個体や、負けた軍鶏(シャモ)は直ぐに食用として絞められ軍鶏鍋にされていました。

ところが、その闘争に特化した引き締まった身体には余分な脂肪分がほとんどなく未知の味でした。

今でいう低カロリー食だったのです。

その様な軍鶏(シャモ)の肉質の特徴から軍鶏鍋をルーツとした、食肉用として広く庶民に愛される様になります。

また明治時代に入ると賭博としての闘鶏が禁止されたことから、その食用化に一層拍車がかかり、現在に至るわけです。

 

軍鶏(シャモ)のオスは強靭な頸部と脚部を持ち、その赤いトサカは闘鶏種として不要なためやや隆起する程度ですが、頭頂部から目・嘴・頬と顔面全体を経由し体幹まで赤みが色濃く連なります。

体幹部はその羽も含めてほぼ黒一色ですが、攻撃力に特化しているためか非常に脂肪が少なくスマートな体系を持ちます。

特に闘鶏に使う、黄色味がかった脚部は異様に発達しており、他種に比べかなり太く、立ち上がると威圧感を放つほどです。

 

タイから持ち込まれた軍鶏(シャモ)ですが、長い年月をかけ独自の改良品種となり、日本農林規格では「鶏の在来種」としての認定を受けています。

 

食肉としては脂肪分が低く低カロリー種として知られており、蛋白な味わいが魅力的です。

最近は、女性用の低カロリー食ということを目玉に売り込みをかけるお店をよく目にします。

 

参考までに軍鶏(シャモ)の一羽のカロリー数ですが、調理方法や皮付き皮なしによりますが、概ね他の鶏の2/3ほどのカロリーに抑えられています。

 

スーパーで見かける鶏肉はそのほとんどが外国産の「ブロイラー」であり、たまに「銘柄鶏」が流通します。

 

「銘柄鶏」は、若鶏の味や風味を改良したやや高めの希少種となります。

「地鶏」は明治時代までに日本に定着した38種類の軍鶏(シャモ)を含む品種の系統が5割以上入るものを指し、その飼育方法も厳密な定義づけが行われています。

 

安価な「ブロイラー」やや高価な「銘柄鶏」と異なり、厳格な定義を経た国産の鶏…それが「地鶏」と呼ばれ、一般のスーパー等ではあまり見かけることはありません。

ただ実際、鶏肉には牛や豚の様に明確な格付けは一切ありません。

理由として牛・豚と比べ飼育・出荷にかかる日数が鶏は非常に短く、その間では明確な差は出ないという考え方があるからです。

そのため格付け肉の代わりに、鶏肉は品種を大きく3つに分けて事実上の差別化が図られているのです。

それが「ブロイラー(生後7〜8週間)」「銘柄鶏」そして軍鶏(シャモ)が含まれる「地鶏」の3タイプとなります。

 

厳しい審査が必須な「地鶏」は、日本国内に流通する鶏肉の約1%足らずであり、自ずと高級鶏肉に位置します。

 

次に、軍鶏(シャモ)の生息地(分布)はどこなのかについてお伝えします。

 

軍鶏(シャモ)の生息地(分布)はどこなの?どの季節で見ることができる?

 

写真は軍鶏(シャモ)の若齢個体(幼鳥)です。

 

軍鶏(シャモ)の生息地…というか名産地は一都五県が大部分を占めています。

 

他の都道府県の一部でも畜産は行われますが「軍鶏(シャモ)」としての厳密な査定をクリアしなければならないので、自ずと生産地は限られてくるようです。

東京都・茨城県・千葉県・青森県・秋田県・高知県のみが、軍鶏(シャモ)の正式な産地として認定されているようですね。

 

基本的に軍鶏(シャモ)は家畜なので一年を通し見ることができるのですが、やはり食肉としての出荷時期に依存する様です。

 

次に、軍鶏(シャモ)の寿命はどれぐらいなのかについてお伝えします。

 

軍鶏(シャモ)の寿命はどれぐらい?繁殖地や繁殖期はいつなの?天然記念物なの?

 

軍鶏(シャモ)は基本的には鶏の仲間なので、その寿命も鶏に準じます。

 

一般的に家畜化され専用の施設で育った軍鶏(シャモ)の平均寿命は約10年、例外的に広大なスペースでペット飼育された軍鶏(シャモ)が15年生きたという例があります。

 

家畜としての軍鶏(シャモ)は、基本的にはどの都道府県でも繁殖可能であり、繁殖地を選びません。

ですが地鶏として真の意味で軍鶏(シャモ)を繁殖させるには、軍鶏(シャモ)ブランドを守るために「日本農林規格」や「各種畜産に関わる法律」により厳しい条件が課せられています。

そのため既に述べた一都五県が主な繁殖地と言えるでしょう。

 

軍鶏(シャモ)の繁殖期ですが、こちらも家畜としての人的介入がない限り、年間を通して繁殖し続けます。

 

軍鶏(シャモ)は「日本に特有な蓄養動物」として昭和16年(1941年)に国の天然記念物に指定されています。

これは軍鶏(シャモ)という品種の維持を目的とした指定で、品種系統を崩さない一定の基準をクリアした団体・個人間では、食肉・畜産動物・愛玩動物としても使用可能な一風変わった指定方法を取られています。

 

次は、軍鶏(シャモ)の雛(幼鳥)の特徴についてお伝えします。

 

軍鶏(シャモ)の雛(幼鳥)の特徴は?最大でどれくらいの体長や大きさに成長するの?

 

上記写真は軍鶏(シャモ)の雛です。

 

軍鶏(シャモ)の雛は種親を持つ業者により「計画繁殖」が行われており、年に数回ほどしか産出されません。

そもそも軍鶏(シャモ)自体が大きさにより、大型種・中型種・小型種に明分化され、赤笹・白・黒色等多様な羽色を有します。

 

軍鶏(シャモ)の雛は一見すると、形態的にひよこと比べ、なんら遜色はありません。

ただ親鳥の羽色・小型〜大型種に強く依存し、大型種の雛となると最初からかなりの大きさであり、幼鳥になるとあからさまにサイズアップします。

黄色いひよことは裏腹に黒のマダラ模様や、イレギュラーな黒色斑点が入ることが多いようです。

 

また本来の闘鶏としての血筋から、その雛~幼鳥になるにつれ「シュッ!」とした引き締まった体型をしています。

 

軍鶏(シャモ)はサイズ別に小型・中型・大型種に分けられ、当然ですが大型種に認定された軍鶏(シャモ)が最も巨大なサイズを誇るのです。

その背丈を数値化するのが一般的ですが、軍鶏(シャモ)の大型種はオス背丈が約80cm・体重は5〜6kgほど、メスはやや小柄で70数cm・体重4〜5kgにまで成長します。

 

もちろん小型種・中型種はこれより小さく、小型種は一般的なニワトリよりやや小柄になります。

 

次は、軍鶏(シャモ)の鳴き声(さえずり)の特徴についてお伝えします。

 

軍鶏(シャモ)の鳴き声(さえずり)の特徴は?

 

軍鶏(シャモ)の鳴き声は皆さんがよく知るニワトリの鳴き声とほぼ同一です。

 

鳴く時間は日の出すぐの早朝で、耳慣れた「コケコッコー」と言う鳴き声を発します。

ただ軍鶏(シャモ)の鳴き声はかなり低くなり、声量も相まってかなり響くようです。

 

その他には餌を啄んでいるときや、鳥舎をうろつく時分に独り言のような小さな声で「トォーッ、トッ…トッ…ト…」というさえずり?のような鳴き声も発します。

 

それでは、軍鶏(シャモ)はペットにできるのかについてお伝えします!

 

軍鶏(シャモ)はペットにできる?飼育方法(飼い方)は?何を餌(食べ物)にしているの?

 

軍鶏(シャモ)はその血統が純潔を守るべき天然記念物に指定されており、個体そのものは各畜産施設の元、大量に維持されています。

そのため食用と家畜化(ペット化)共に可能であり、よほどの希少品種でない限り手続きすら不要です。

 

飼育方法としては、雛(ひよこ)から飼うか?成鳥から飼うか?の二択でしょう。

 

成長スピードが早く、幼鳥・若鶏から飼育しても、ものの2〜3ヶ月で大人になってしまうからです。

ただ前述した様に雛(ひよこ)については計画繁殖が行われる事が多く、年間を通し手に入れるチャンスは限られます。

既に親鳥の軍鶏(シャモ)を販売してる様なペットショップに問い合わせ、計画的に購入した方がいいでしょう。

 

軍鶏(シャモ)の成鳥を飼育する場合はオスの気の荒さを前もって理解しておきましょう。

 

闘鶏に使われていただけあり、複数飼いでは死ぬまで争うことさえあり、飼い主にも積極的に攻撃を仕掛けます。

オスメスのペア販売が多いのですが、そのメスに対してさえ激しい攻撃を仕掛ける個体すらいます。

 

まず雛(ひよこ)飼育ですが、寒さに弱いのでエアコンやひよこ電球で約30℃ほどにケージを保ちます。

炭酸ガスやアンモニアなどで自家中毒にもなりやすく、風通しの良いケージを選びましょう。

時折地表種用の給水機から水を取ることを知らない雛も存在します。

そのような雛には、軽く嘴先端を水面まで誘導したり、給水機を指でカチコチ鳴らし興味を引くことに終始します。

雛(ひよこ)の餌は市販のニワトリの雛用のもので充分です。

 

次に成鳥の軍鶏(シャモ)飼育ですが、単独飼育ならば大型哺乳類用のケージと、適切な散歩で運動量を賄えば全く問題ありません。

ペットとしての飼育ですので食肉種のように与える餌に気を使う必要もなく、安価で大容量の「鶏用飼料」で充分飼育可能です。

時々柔らかい葉野菜や、自家採取した土壌昆虫などをあげると喜ぶでしょう。

 

この様に軍鶏(シャモ)はペットとしての観点からは、かなりその飼育は容易です。

 

ただ難点としては早朝の鳴き声でしょう。

低めのくぐもった「コケコッコー」という鳴き声でも、近隣住民の耳障りになりかねません。

室内飼いでも、ご家族の理解と同意は必ず取りましょう。

とにかく個人で鶏の仲間を飼育する際は、農家のような広大な土地で飼育しない限り、その鳴き声によるトラブルが絶えません。

 

軍鶏(シャモ)の鳴き声は飼育者以外には迷惑な騒音になるケースが多いので、トラブルを避けるためにも予め、ご自宅の環境がその様な軍鶏(シャモ)の修正に耐えうるかどうかを必ず確かめておいてください。

 

それでは次に、軍鶏(シャモ)の性別雌雄(メスオス)の見分け方をお伝えします!

 

軍鶏(シャモ)の性別雌雄(メスオス)の見分け方は?

 

軍鶏(シャモ)の性別判定は非常に容易です。

 

雛(ひよこ)の間は「鑑定士」の国家資格があるほど困難ですが、成長するとその外見や仕草から特定できるでしょう。

 

まず大きな身体を持ちトサカが発達し、盛んに「コケコッコー」と鳴くのがオス個体です。

反対に一回り小柄でトサカの隆起もなく、滅多に鳴く事がない個体がメスとなります。

 

参考までに…かなり難関ですが雛(ひよこ)の性判定には「羽(羽軸)」と「肛門」による判別方が挙げられます。

 

雛(ひよこ)は綿毛に覆われますが、その羽の先端には将来羽毛となる「羽軸」が存在します。

それが不揃いなのがメス(凹凸状になります)均一の長さが揃うのがオスです。

 

専門家が行う方法には、軽く腹部を押し糞を出させた上で肛門の隆起が大きいのがオス、全く隆起しないのがメス個体となります。

 

雛(ひよこ)の時点の判別方は本来「ひな鑑定士」が行う専門作業です。

あくまで参考までにとどめてください。

 

最後に、軍鶏(シャモ)の値段や販売価格をお伝えします!

 

軍鶏(シャモ)の値段や販売価格はいくらぐらいなの?有精卵は販売されているの?

 

軍鶏(シャモ)は鶏の仲間だけあり、年間通し多産です。

 

元々闘鶏用の鶏ですが、現在はほぼ畜産動物用に改良されており、案外楽に手に入るようです。

また有精卵も孵卵させるのにかなりの手間を要しますが、実際に販売されていました。

 

軍鶏(シャモ)の成鳥価格は一羽4,000〜10,000円ほどとかなりの幅があります。

品種や雌雄差・鳥インフルエンザ等の流行など、多数の要因で価格が変わってくるようですね。

 

そして有精卵ですが、こちらは軍鶏(シャモ)養鶏場などで実際に販売されています。

食用としての販売であり1パックほどのまとめ買いが主です。

お値段は1パック4,000〜6,000円ほど…一卵で約300〜500円と言ったところです。

 

ちなみに鳥類の軍鶏(シャモ)ですが卵に関しては有精卵・無精卵を問わず「通信販売可能」です。

これに関しては有精卵か?無精卵か?莫大な数の卵に手間をかけるコストと流通の滞りを懸念しての処置と思われます。

 

しかしこの手が使えるとなると、法の抜け道になりかねません。

 

おそらくですが、今後は畜産業のみに適用され、孵卵等のペット飼育を目論むのなら罰則の可能性等も適用されるかもしれません。

現状は全くの禁止処置はありませんので、遺棄などせず適切に飼育するならば、通販の利用はなるべく早めに行うことをお勧めします。

 

それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!

 

軍鶏(シャモ)のまとめ!

 

いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは8個ありました。

覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!

 

①軍鶏(シャモ)の画像(写真)!特徴は?英語名はなに?カロリーはどれくらい?地鶏や鶏肉との違いはなに?

闘鶏用にシャム(タイ)から持ち込まれたのがルーツで軍鶏(シャモ)の名も「シャム」が語源となります。

脂肪の少ない引き締まった身体や、オスの赤みが強い頭部・頑強な脚や爪などが特徴的です。

「ブロイラー」「銘柄鶏」に次ぐ『地鶏』品種の1種に数えられ、全国消費量の僅か1%ほどと、かなりの差別化が図られています。

英語名は「Syamo chicken」です。

軍鶏(シャモ)は日本農林規格により「国内在来鶏」と定義づけられ、明治以降の38品種の軍鶏(シャモ)の5割以上の血を引く個体が『地鶏』として初めて認定されます。

牛豚と違い明確な格付け肉が存在しない鶏は「ブロイラー」「銘柄鶏」「地鶏」に分類され、その差別化により価値を高めています。

 

②軍鶏(シャモ)の生息地(分布)はどこなの?どの季節で見ることができる?

東京都・茨城県・千葉県・青森県・秋田県・高知県のみが、軍鶏(シャモ)の正式な産地として認定されています。

ただ他の都道府県において畜産業としての制限はないので、全国各地に飼養場が存在します。

年間通し市場に出るので見られない季節はありませんが、食肉としての書き入れ時など、あくまで畜産としての観点からの増減は見られます。

 

③軍鶏(シャモ)の寿命はどれぐらい?繁殖地や繁殖期はいつなの?天然記念物なの?

軍鶏(シャモ)の平均寿命は約10年、最高齢は野外飼育された15年の個体です。

厳密な定義が日本農林規格や各種法律により定義されており、一都五県(東京都・茨城県・千葉県・青森県・秋田県・高知県)が繁殖地と言えるでしょう。

食用改良品種が多く、鶏と同じくほぼ一年中繁殖期です。

軍鶏(シャモ)は「日本に特有な蓄養動物」として、その品種系統が昭和16年(1941年)に国の天然記念物に指定されています。

「品種系統」のみが天然記念物指定された形を取るので、食肉・飼育などに制限はありません。

 

④軍鶏(シャモ)の雛(幼鳥)の特徴は?最大でどれくらいの体長や大きさに成長するの?

軍鶏(シャモ)の雛は黄色い鶏のヒヨコとは異なり、黒色のまだら模様や斑点が入ります。

脂肪分が少なく、雛~幼鳥になるにつれ非常に引き締まった体型を持ちます。

小型・中型・大型の3つに分かれ、大型種の最大値はオス背丈が約80cm・体重は5〜6kgほど、メスはやや小柄で70数cm・体重4〜5kgにまで成長します。

 

⑤軍鶏(シャモ)の鳴き声(さえずり)の特徴は?

ほぼオスの個体が、鶏同様の「コケコッコ―」という鳴き声を朝方に発します。

ただ鶏と比べると、かなり低くくぐもった声となります。

「トォーッ、トッ…トッ…ト…」とさえずりのような鳴き方をしながら、餌をつまむ姿も頻繁に見られます。

 

⑥軍鶏(シャモ)はペットにできる?飼育方法(飼い方)は?何を餌(食べ物)にしているの?

軍鶏(シャモ)はその「系統」が天然記念物に指定されているので、個体ごとの「食用・畜産・愛玩飼育」は問題なく可能です。

雛から飼育する場合は成長スピードが速いので、軍鶏(シャモ)を扱うペットショップや飼養場を探し予約を入れた方が無難です。

寒さに弱いので30℃の気温を保った上で、水分をこまめに与え、排泄物のガス対策のため小まめな換気に気を付けてください。

市販のヒヨコ用飼料で十分成育可能です。

成鳥は気が荒く多頭飼いの際、相手を殺してしまうほど追いつめてしまうので、ペア飼いでも注意する必要があります。

時折新鮮な葉野菜などを与え、主食は安価な家畜用飼料で充分敷く可能です。

軍鶏(シャモ)の成鳥(特にオス個体)は朝方、かなりの大声で鳴くので飼育する前に近所迷惑などにならないように留意する必要があります。

 

⑦軍鶏(シャモ)の性別雌雄(メスオス)の見分け方は?

軍鶏(シャモ)は成長にまで育てば、その雌雄判別はかなり容易です。

大きな身体を持ちトサカが発達し、盛んに「コケコッコー」と鳴くのがオス個体であり、一回り小柄でトサカの隆起もなく、滅多に鳴く事がない個体がメスとなります。

雛(ひよこ)の雌雄判定は国家資格があるほど難関なので、なるべく購入先で確認した方が良いでしょう。

参考までにオスの雛(ひよこ)は翼の先端の羽軸が均一であり、メスの雛(ひよこ)は不揃いな凹凸状です。

軽くお腹を押し、肛門の隆起が大きいのがオス、全く隆起しないのがメス個体となります。

 

⑧軍鶏(シャモ)の値段や販売価格はいくらぐらいなの?有精卵は販売されているの?

軍鶏(シャモ)の成鳥価格は一羽4,000〜10,000円ほどです。

品種などにより価格のばらつきが見られるようです。

有精卵は軍鶏(シャモ)の養鶏場で販売されていて、通信販売も可能です。

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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