みなさんこんにちは。
本日は、トキ(野鳥)の生態についてまとめていきたいと思います。
トキはコウノトリ目トキ科に属する野鳥です。
日本の特別天然記念物に指定され繁殖活動など行われています。
今回は、トキ(野鳥)についてのポイント、
以上7個の点についてお伝えします。
それでは、トキ(野鳥)の写真(画像)を見ていきましょう!
目次
トキの画像(写真)!羽毛の色や巣や卵の特徴は?学名や漢字や英語名はなに?国鳥なの?
トキが羽を広げて飛ぶ姿は美しいですよね。
トキは非繁殖期には全身ほぼ白で翼や尾羽に裏側はトキ色と呼ばれる淡い朱色をしています。
繁殖期は首辺りから黒い皮膚物質が出て自分の羽に塗りつけています。
頭、翼、上面は灰青色になります。
トキは後頭部に細長い冠羽があり驚いたときには扇状に広げています。
顔の地肌が見えている部分と下に湾曲したくちばしの先端と脚は朱色です。
トキはペアとなるとアカマツやコナラなどの木に巣を作ります。
トキのオスが枝を運びメスが受け取って巣作りを進めます。
年に1回、1日に1個合計4個の薄い青緑色に斑点のある卵を産みます。
卵の大きさは6.7x4.5㎝重さは69g程ですニワトリの卵より少し大きなサイズです。
1つも孵化しない場合はさらに卵を産むこともあります。
トキの学名はNipponia nippon です。
1835年にオランダ自然史博物館のテミングがIbis nipponと命名し1852年にドイツの鳥類学者ライヘンバッハが属名Nipponiaを与えました。
1835年は江戸時代でまだ黒船来航の前ですね。
トキは漢字で朱鷺、鴇、鵇、桃花鳥(奈良時代の呼び名)といろいろな漢字があります。
一番多くみられるのは朱鷺で、朱色の鷺で「サ」は白い、キ(ギ)は鳥という意味があります。
トキの英名はJapanese Crested Ibisです。
「日本のトキ」という意味を持ちます。
トキはヒナが誕生したり死んでもとニュースになるくらい多くの人が関心を持っています。
広く知られた野鳥なので国鳥と思われがちですが国鳥はキジです。
次に、トキ(野鳥)の生息地(分布)はどこなのかについてお伝えします。
トキの生息地(分布)はどこなの?野生で生息している?渡り鳥?新潟の佐渡にいるの?どの季節で見ることができる?
トキの生息地は日本、朝鮮半島、中国東北部、ロシアの沿海州です。
日本では昔からトキはどこにでも生息した身近な野鳥でした。
しかし美しさ故に剥製にされたり害鳥として狩猟されたり乱獲などにより絶滅しました。
2003年最後の国産トキであった「キン」が突然羽ばたきゲージの扉にぶつかり死亡し絶滅が確認されています。
トキは留鳥で渡りはしませんので通年同じ場所で観測ができます。
繁殖期はペアで子育てをし非繁殖期は群れとなって田んぼでエサを食べています。
野生で生きるトキを屋外で観測できる場所は佐渡島のみとなっています。
「トキ資料展示館」でトキを学んで「トキふれあいプラザ」でじっくり観察ができるようになっています。
石川県のいしかわ動物園、多摩動物公園、では飼育下のトキが観測できます。
出雲市のトキ分散飼育センターでは佐渡から譲り受けたトキの飼育が行われています。
上野動物園には朱鷺の銅像があります。
次は、トキ(野鳥)の寿命はどれぐらいなのかについてお伝えします。
トキの寿命はどれぐらい?繁殖地や繁殖期はいつなの?増やしすぎで害鳥と言われている?レッドリスト(絶滅危惧種)に載っているの?原因は?
トキの寿命は明確にわかりませんが国内最後の野性「キン」は36才ほどだったそうです。
トキは佐渡、石川県などで繁殖し繁殖期は2~7月頃の春から夏にかけて行われます。
トキは2~3才になるとオスとメスでペアとなります。
求愛行動はくちばしで小枝をくわえて気に入った相手に渡したり羽づくろいを繰り返す、くちばしを絡ませてアピールをしています。
トキは羽が黒くなったら繁殖活動ができる証で大体2~3才です。
トキはかつての日本ではどこにでもいましたが絶滅し中国から借りて飼育をしています。
つがいになってもなかなかつまくいかず放鳥も失敗が続きます。
2008年に佐渡の野生復帰ステーションで訓練されたトキ10羽が佐渡に放鳥され現在は458羽ほどになりました。
2022年環境省はトキの放鳥先を募集し野性トキの本州での定着を目指しています。
トキは環境省のレッドリスト2019絶滅危惧種IA(CR)に指定されています。
トキはかつて田んぼを荒らす害鳥として疎んじられていました。
今後、本州で定着し生息数が増加しても人間生活と共存できる環境が今度こそ大切と思われます。
次は、トキ(野鳥)の雛(幼鳥)の特徴についてお伝えします。
トキの雛(幼鳥)の特徴は?最大でどれくらいの体長や大きさに成長するの?天敵はだれ?
トキはオスとメスが交代で28日ほど抱卵をします。
4個産れる卵では1個目のヒナが成長になる確率が高くなり最後に孵化したヒナは一番小さな体をしています。
濃いめの灰色の産毛をしておりトキのヒナは40日ほどで巣立ちをし2ヶ月ほど親鳥と過ごします。
トキは全長75㎝体重1.6~2kg程翼長40㎝翼開長140㎝ほどです。
トキの天敵は卵やヒナを襲うカラスやテンなど猛禽類です。
テンは佐渡トキ保護センターのがゲージ内に入って襲ったということもありました。
それでは、トキ(野鳥)の鳴き声(さえずり)の特徴についてお伝えします!
トキの鳴き声(さえずり)の特徴は?
トキはワッワッワッ、ファファファなど濁った声でふんわりと鳴いています。
求愛中はオスがメスにワッワッワッと呼びかけてアピールをしています。
それでは次に、トキ(野鳥)の飼育方法(飼い方)をお伝えします!
トキの飼育方法(飼い方)は?何を餌(食べ物)にしているの?
トキの現在の飼育は放鳥し野性に戻すことが目的のひとつです。
そのため繁殖しやすい環境やヒナを育てやすい環境と整えトキの生態も記録していきます。
トキは木に巣を作るのでゲージ内に止まり木や巣材を用意してあげます。
トキは野性下では水田にいるカエル、ドジョウ、タニシ、ザリガニ、エビ、カニを食べています。
植物は食べないので飼育する場合はドジョウなど動物性のものをあげます。
トキは川などで水浴びもしますので水浴びスペースも必要です。
最後に、トキ(野鳥)の性別雌雄(メスオス)の見分け方をお伝えします!
トキの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
トキのオスとメスは同色ですがオスの方が大きなサイズをしています。
繁殖期はオスもメスの黒い羽になりますがオスの方が黒いです。
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
トキ(野鳥)のまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは7個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①トキの画像(写真)!羽毛の色や巣や卵の特徴は?学名や漢字や英語名はなに?国鳥なの?
トキは非繁殖期には全身ほぼ白で翼や尾羽に裏側はトキ色と呼ばれる淡い朱色をしています
トキの繁殖期は首から黒い皮膚物質が出て自分の羽に塗り頭、翼、上面は灰青色になります。
トキはペアとなるとアカマツやコナラなどの木に巣を作ります。
トキは年に1回、1日に1個合計4個の薄い青緑色に斑点のある卵を産みます。
トキの学名はNipponia nippon です。
トキは漢字で朱鷺、鴇、鵇、桃花鳥といろいろな漢字があります。
トキの英名はJapanese Crested Ibisです。
トキは広く知られた野鳥なので国鳥と思われがちですが国鳥はキジです。
②トキの生息地(分布)はどこなの?野生で生息している?渡り鳥?新潟の佐渡にいるの?どの季節で見ることができる?
トキの生息地は日本、朝鮮半島、中国東北部、ロシアの沿海州です。
トキは留鳥で渡りはしませんので通年同じ場所で観測ができます。
野生のトキを屋外で観測できる場所は佐渡島のみとなっています。
③トキの寿命はどれぐらい?繁殖地や繁殖期はいつなの?増やしすぎで害鳥と言われている?レッドリスト(絶滅危惧種)に載っているの?原因は?
トキの寿命は明確にわかりませんが国内最後の野性「キン」は36才ほどだったそうです。
トキは佐渡などで繁殖し繁殖期は2~7月頃の春から夏にかけて行われます。
トキはかつて田んぼを荒らす害鳥だったので生息数増加後の対策が必要です。
トキは環境省のレッドリスト2019絶滅危惧種IA(CR)に指定されています。
④トキの雛(幼鳥)の特徴は?最大でどれくらいの体長や大きさに成長するの?天敵はだれ?
トキのヒナ濃いめの灰色の産毛で40日ほどで巣立ちをし2ヶ月ほど親鳥と過ごします。
トキは全長75㎝体重1.6~2kg程翼長40㎝翼開長140㎝ほどです。
トキの天敵は卵やヒナを襲うカラスやテンなど猛禽類です。
⑤トキの鳴き声(さえずり)の特徴は?
トキはワッワッワッ、ファファファなど濁った声でふんわりと鳴いています。
⑥トキの飼育方法(飼い方)は?何を餌(食べ物)にしているの?
トキの飼育はゲージ内に止まり木や巣材を用意しドジョウなど動物性のものをあげます。
トキは野性下では水田にいるカエル、ドジョウなどを食べています。
⑦トキの性別雌雄(メスオス)の見分け方は?
トキのオスとメスは同色ですがオスの方が大きなサイズをしています。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
コメントを残す