みなさんこんにちは。
今回は、アカモズについてお伝えします。
皆さんはアカモズという鳥をご存知ですか?
モズと言えばはやにえですね!
有刺鉄線や枝にくし刺しにした獲物を供物に見立てたことから漢字では速贄と書きます。
アカモズもそんな習性を持っているのでしょうか?
今回はそんなアカモズについて!
以上7つのポイントでまとめました!
まずは写真からアカモズがどんな鳥か見ていきましょう!
目次
アカモズの画像(写真)!

こちらがアカモズです!
アカモズはスズメ目モズ科モズ属に属する鳥です。

こちらがモズの写真ですが比べてみると確かに模様は似ていながら赤みを帯びたモズという感じですね!
目の周りがマスクのように黒くなっているのが大きな特徴、きめ細かいながらもくっきりとした模様は繊細で落ち着いた印象を与えます。
渡り鳥で中国、ロシア東部、朝鮮半島で繁殖し東南アジア、インド、インドネシアにて越冬します。
日本では夏鳥として亜種のシマアカモズが九州南部や南西諸島に、亜種アカモズが北海道、本州東部に飛来し、
冬鳥としては沖縄に、それらとは別に渡りの中継地点に飛来する旅鳥という形で本州西部、四国、九州で見られます。
地域ごとにこれほど見られる種類が変わる鳥も珍しいですよね!
見た目の特徴はばっちりですね。
次は鳴き声について見ていきましょう!
アカモズの鳴き声(さえずり)の特徴は?
さえずりは繁殖期にオスがメスへの求愛のために発する鳴き声です。
さえずりは見た目や色と同じようにその鳥の個性を象徴すると言っていいでしょう。
アカモズのさえずりは「ギャッギャッキチキチキチ」といった感じであまりキレイとは言えません。
まさに濁音といった鳴き声でサルの鳴き声にも聞き間違えてしまいそうです。
夏鳥としてアカモズを迎える地域では季節の訪れを感じる鳴き声なのかもしれませんね!
さえずりで無事恋が実り、ツガイとなったらもちろんヒナが生まれます。
次はアカモズの幼いころにスポットを当ててみましょう!
アカモズの雛(幼鳥)の特徴は?
幼鳥はヒナと成鳥の間の状態ですね。
人間でいう思春期といった感じです。
もちろんヒナに近い年齢であれば羽毛もボサボサだったり、
成鳥に近づくにつれて他の成鳥と区別がつかなくなります。
そのためある程度の成鳥具合まで行くと羽毛よりも生活の仕方を見ていた方が区別がつきやすくなるかもしれませんね!
子どもを知れば親を知りたいのも当然ですよね?
次はオスとメスの違いについて見てみましょう!
アカモズのオスとメスの違いは?
アカモズのオスとメスの違いは見られる地域によって違うようです。
上に書いてある通り場所によっては亜種アカモズが飛来する地域もあるため微妙に見た目が違うようですね。
亜種は別種にする程の違いはない近縁種で「似てるけど少し違う」といった種類です。
全体的に目を覆う黒い線で見分けられることが多いようです。
黒く太く威厳のあるのがオスですね。
また腹部や翼側面にうろこ状の模様が入るのはメスの特徴として多く見られます。
この違いについても種類ごとに違いがありますので自分の地域にどのアカモズが住んでいるのかを把握してから観察する必要がありそうですね!
アカモズの家族の見分け方まで分かったら次は食生活です。
生態にもう少し深く切り込んでみましょう!
アカモズは何を餌にしているの?
アカモズの食性は肉食でその小さな体に見合わず小型の鳥類や哺乳類も食べてしまいます。
やはりモズ種と言えば早贄ですよね!
アカモズもきちんと早贄をします。
哺乳類もそうですが鳥が鳥をくし刺しにしている様はあまり見たくありませんよね…
紹介も終盤に差し掛かりました!
次はアカモズの繁殖期についてです!
アカモズの繁殖期はいつなの?
アカモズの繁殖期は5~7月です。
こちらも先ほどの地域ごとの違いは多少あるとはいえ全体的に同様であると言えるでしょう。
卵は一回の繁殖で4~7個産みますがカッコウの托卵対象になってしまうこともあるようです。
托卵とは自分の卵を他種の親鳥に押し付けて育てさせる習性です。
その際その巣で育てられているヒナ、卵たちはカッコウによって落とされたり食べられてしまいます。
カッコウのヒナが卵から孵った後に回りの他種のヒナを蹴落とすこともあるという恐ろしい習性です。
自然界のこと故仕方ありませんが何事もなく子育てが終わってくれることを祈りましょう!
次で最後になりました!
最後はアカモズの寿命についてです!
アカモズの寿命はどれぐらいなの?
アカモズの寿命は平均で約2~3年程と思われます。
これはモズの平均寿命を元に出した答えですが同じジャンルの鳥でサイズも同じくらいですからそう遠くない数字だと思います。
しかし飽くまで平均です。
野鳥の寿命はアカモズのような渡り鳥になるとなおさら寿命が分かりにくく現在でも確実な寿命が分かっていない種類もいるのが事実です。
それに加えアカモズくらいのサイズの鳥は一年生きることができない鳥の方が多く平均寿命がかなり低くなってしまうという特徴を持っています。
そしてアカモズは開発による生息地の破壊で少しずつ絶滅への道をたどっている鳥なんです。
こんなデータがあると不安になってしまいますよね。
この現象は世界でも同時に起きているようで少し考えさせられる特徴を持った鳥とも言えるかもしれません。
かなりアカモズについて詳しくなれたかと思います!
最後にまとめに入っていきましょう!
アカモズのまとめ!
今回紹介したアカモズの7つのポイント!
いかがでしたでしょうか?
何気なく見かける野鳥にも様々な個性があって調べてみると面白いものです。
これを読んで野鳥に興味を持っていただけたら幸いです!
最後までご覧いただきありがとうございました!
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