【ヒガラの生態!】鳴き声や幼鳥について等7個のポイント!








 

みなさんこんにちは。

今回は、ヒガラについてまとめていきたいと思います。

 

ヒガラは、スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属ヒガラ種の野鳥です。

山地に生息する野鳥ですが、平地で見ることもできるため見かけたことのある方もいるかもしれません。

 

今回は、ヒガラについてのポイント、

①ヒガラの画像(写真)!特徴は?
②ヒガラの生息地(分布)はどこなの?
③ヒガラの寿命はどれぐらい?繁殖期はいつなの?
④ヒガラの幼鳥(雛)の特徴は?巣箱を設置すると来るの?
⑤ヒガラの鳴き声(さえずりや地鳴きとも)の特徴は?
⑥ヒガラは飼育することができるの?餌はなに?
⑦ヒガラとコガラやシジュウカラとの違いは?

 

以上7個の点についてお伝えします。

まずはヒガラの画像をお見せします!

 

ヒガラの画像(写真)!特徴は?

 

 

ヒガラは、白い頬と黒い小さな冠羽、のどにある三角形の黒い羽が特徴です。

 

ヒガラは、全長約11㎝ほどでスズメより一回り小さいです。翼を広げても17㎝、体重は7gのカラ類で最小の種です。

背中は青みがかった灰色か黒褐色、下面は淡褐色をしています。

 

ヒガラの頭頂には、帽子をかぶったような形に黒色があり、羽毛が伸長した短い冠羽があるのが特徴です。

そして、のどに三角形の黒色があります。

 

ヒガラの翼は、灰黒色です。

 

羽先に白い斑紋が入り、静止時には2本ずつの白い筋模様(翼帯)に見えます。

シジュウカラは、白い翼帯が1本なので、見分けるポイントです。

 

メオスとメスは同じ羽色をしています。ヒガラの雌雄を見分けるのは専門家でないと難しいです。

 

ヒガラは、白い頬と小さな冠羽のある黒いとんがり帽子が特徴です。

 

次に、ヒガラの生息地(分布)はどこなのかについてお伝えします。

 

ヒガラの生息地(分布)はどこなの?

 

ユーラシア大陸とアフリカ北部のアルジェリア、チュニジア、モロッコに生息します。

 

山地の針葉樹林やそれよりも標高の低い針広混交林に生息し、冬には低山地の林まで下りて過ごします。

ヒガラは、日本全国に周年生息します。留鳥です。

 

それでは次は、ヒガラの寿命はどれぐらいなのかについてお伝えします。

 

ヒガラの寿命はどれぐらい?繁殖期はいつなの?

 

ヒガラの平均寿命は2年と言われています。

最長で8年9か月生きた記録があるそうです。

 

小さい野鳥は、幼鳥のうちに大半が命を落としてしまうので平均寿命がとても短いですね。

 

ヒガラの繁殖期は、5月~7月です。

樹上に巣を作ります。木の洞やキツツキの古巣を再利用することもあります。

内側にコケや獣の毛、羽毛などを敷いて巣を作ります。

 

一度に育てる卵の数は5~8個です。約14日~18日抱卵するとかわいい雛が誕生します。

抱卵はメスのみが行います。オスは、卵を温めるメスに給餌します。

 

次は、ヒガラの幼鳥(雛)の特徴をお伝えします。

 

ヒガラの幼鳥(雛)の特徴は?巣箱を設置すると来るの?

 

ヒガラの雛は、くちばしが黄色く、全体的に黄色がかった灰褐色です。

孵化直後は裸ですが、灰色の初毛が目の上と後頭などに生えています。

 

ヒガラは、巣箱にもよく入ります。

巣穴の直径は2.5cmです。少し大きくても、小さくてもほかの鳥が入ってしまうので正確に穴をあけましょう。

 

ヒガラの卵は、淡い紫色や赤色の斑点模様が入った白い殻です。大きさは、長径14mm~16.8mmです。

 

次に、ヒガラの鳴き声(さえずりや地鳴きとも)の特徴をお伝えします。

 

ヒガラの鳴き声(さえずりや地鳴きとも)の特徴は?

 

ヒガラは、3月ごろからさえずり始め、8月まで聞かれます。

 

秋や冬もさえずりますが、テンポが遅く短かったり、途中で途切れたりすることが多くなります。

「チペチペチペ」「ツピン、ツピン」と高い声で速いテンポで鳴きます。

 

「ヒン」と鳴くカラ(シジュウカラ類)であることから、鳴き声に由来して「ヒンカラ」と名づけられ、呼ばれていたそうです。

「ヒンカラ」が転じて「ヒガラ」と呼ばれるようになったという説があります。

 

ヒガラは、シジュウカラの警戒声から天敵の姿をイメージできることを証明した研究もあるそうです。

野鳥は、高度なコミュニケーションを取り合っているということがわかっています。

求愛行動、警戒声とそれぞれ鳴き方が違います。同じ種だけでなく、周囲の他種の動物にも警戒行動を促すということです。

鳴き声には、大きな役割があるのですね。

 

それでは、ヒガラは飼育することができるのかについてお伝えします。

また、ヒガラは餌はなにを食べているのでしょうか。

 

ヒガラは飼育することができるの?餌はなに?

 

ヒガラは、野鳥なので飼育することはできません

 

ヒガラは、細い枝先や葉先を活発に飛び回りながら、葉の茂みにいる昆虫類やクモ類を捕食します。

冬は、マツカサの鱗片の間にくちばしを入れて、種子を食べる姿も見られます。

 

次は、ヒガラとコガラやシジュウカラとの違いをお伝えします。

 

ヒガラとコガラやシジュウカラとの違いは?

 

コガラとシジュウカラ、ヒガラは、シジュウカラ科の野鳥なので姿形がよく似ています。似ている野鳥の代表格とも言えます。

3種の違いを覚えて、識別の練習をするといいですね。

 

一番わかりやすい見分け方は、正面から見た頭から腹部にかけての羽色です。

 

ヒガラは、くちばしの下が黒い大きな三角形の羽色です。

コガラは、くちばしの下の黒い部分が蝶ネクタイのように短いです。

シジュウカラは、三角の下に腹部まで黒い線が続いています。

 

鳴き声も、見分けるポイントになります。

 

ヒガラは、「チペチペチペ」「ツピンツピン」と続けて鳴いたり、少し濁った声で「ジュジュジュ」と鋭く鳴きます。

コガラは、「チッ」「ツッー」など短く小さな声のほかに、「ツツ、ジャージャージャー」という独特の地鳴きをします。

シジュウカラは、「チッ」「ツッー」のほかに、「ツピン、ジュクジュク」と独特の鳴き声があります。

 

葉が落ちた冬の山林では、シジュウカラ・コガラ・ヒガラが混群を作ることがあります。

3種の識別練習に良い機会ですね。

 

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それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。

 

ヒガラのまとめ!

 

いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは7個ありました。

覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!

 

①ヒガラの画像(写真)!特徴は?

・ヒガラは、白い頬と黒い小さな冠羽、のどにある三角形の黒い羽が特徴

 

②ヒガラの生息地(分布)はどこなの?

・北海道から九州まで、日本全国。針葉樹林を好む。

 

③ヒガラの寿命はどれぐらい?繁殖期はいつなの?

・平均寿命は2年。

・5月~7月が繁殖期。

 

④ヒガラの幼鳥(雛)の特徴は?巣箱を設置すると来るの?

黄色いくちばし、黄色味を帯びた灰黒色の背中。全体的に灰色がかった羽色

・巣箱に営雛する。

 

⑤ヒガラの鳴き声(さえずりや地鳴きとも)の特徴は?

「チペチペチペ」「ツピン、ツピン」と高い声で速いテンポで鳴く。

・他のカラ類より高い声で鳴き、早口で続けて鳴く。

 

⑥ヒガラは飼育することができるの?餌はなに?

・野鳥は飼育してはいけない。(鳥獣保護法・鳥獣保護法施行規則)

・ヒガラの餌は、昆虫類やクモ類。冬は、マツカサなどの種子も食べる。

 

⑦ヒガラとコガラやシジュウカラとの違いは?

・正面から見た頭から腹部にかけての羽色で見分ける。

鳴き声も、見分けるポイント

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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